Instagram（インスタグラム）のエンゲージメント率とは？見方・計算方法・高め方を解説
Instagram(インスタグラム)のエンゲージメント率は、投稿した内容にどのくらいの反応率があるのかを表した具体的な指標です。ユーザーのニーズ把握や、フォロワーを増やすのにも役立ちます。本記事では、エンゲージメント率の見方・計算方法を解説。エンゲージメント率を高める方法を紹介するので、フォロワー獲得に役立ててください。
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Instagramのエンゲージメント率とは？
Instagram(インスタグラム)のエンゲージメントとは、投稿した内容に対する「いいね」やコメント、保存、シェアなどの「アクションを起こした割合」を示す指標です。投稿した内容にどのくらいの反応率があるのかを表した具体的な数値を表すため、プロモーションが成功したか否かの判断材料にできます。
インスタグラムのアルゴリズムで高く評価されるには、エンゲージメント率の向上が必要です。質の高い投稿をすれば、ユーザーの満足度が上がり、発見タブやハッシュタグでの露出が増えます。これにより、さらにエンゲージメントが期待でき、アカウント全体のパフォーマンスもアップ。そのため、インスタグラムでの成功にはエンゲージメント率の向上が欠かせません。
Instagram運用においてエンゲージメント率が重要な理由
インスタグラムの運用でエンゲージメント率が重要視されるのは、主に3つの理由があります。一つずつ解説します。
1.投稿内容が表示されやすくなる
フィード投稿に「いいね」やシェアをすれば、エンゲージメント率が上がり、フォロワーへ表示されやすくなります。上位表示されやすい投稿とは、インスタグラムのアルゴリズムに評価されたものです。「いいね」やシェアのアクション以外にも、フォロワーが投稿を見る滞在時間やプロフィールクリック数も大切。
エンゲージメント率が高ければ、発見タブに表示されるケースも増えます。投稿の露出を増やすには、興味・関心を引き付ける内容を投稿して、エンゲージメント率を高めていきましょう。
2.ユーザーニーズを把握する指標となる
エンゲージメント率の高さは、閲覧したユーザーの反応率を表しており、有益な情報として受け取ってもらえているのかを判断する指標となります。良い投稿をしたと自分が思っていても、反応率が悪いケースも少なくありません。エンゲージメント率は、ユーザーの興味・関心が数値として現れるため、ニーズを把握するのに役立ちます。
3.ユーザーの興味・関心を推察できる
ユーザーの反応を多く取ることでエンゲージメント率は上がるため、フォロワーが支持する投稿を判別できます。飛び抜けてエンゲージメント率が高い投稿があれば、どの部分に興味・関心をもっているのか推察しやすくなるメリットも。エンゲージメント率を分析して、投稿の質を上げていきましょう。
Instagramのエンゲージメント率の算出方法
エンゲージメント率は直接表示されないため、算出する必要があります。
計算方法：エンゲージメント数（いいね＋コメント＋保存数）÷リーチ数×100
例えば、「リーチ数：2,000」、「いいね数：25」、「コメント数：10」、「保存数：3」だとした場合のエンゲージメント率は、（25+10+3）÷2,000×100で1.9％になります。リーチ数の代わりに、インプレッション数やフォロワー数を用いても問題ありません。
毎回同じ基準で指標チェックができるように、利用する指標を決めたら統一しましょう。月ごとにエンゲージメント率を算出して推移をみることで、自分のアカウントが成長しているか分析できます。
Instagramのエンゲージメント率の見方
インスタグラムのエンゲージメント率の見方は、個人アカウントではなくプロアカウントへ切り替える必要があります。
1. インスタグラムのプロフィール画面を開き、右上の「≡」をタップする
2. 「設定とプライバシー」→「アカウントの種類とツール」→「プロアカウントに切り替える」の順番で選択する
3. アカウントのカテゴリを選択する画面が出てくるので、該当するものを選ぶ
4. 「クリエイター」「ビジネス」のどちらかを選択する画面が出てくるので、該当する方を選ぶ
連絡先情報（ビジネスの公開情報）やFacebookの連携が必要な場合は入力してください。
5. インプレッションを確認したいコンテンツを選択し、左下に表示される「インサイトを見る」をタップする
6. 下にスクロールして、リーチしたアカウント数とインプレッション数を確認する
リーチ数やインプレッション数からエンゲージメント率を計算式で算出しましょう。
Instagramのエンゲージメント率の目安
エンゲージメント率は業界やフォロワー数によって傾向が異なります。ソーシャルメディアやデジタルマーケティングの競合分析を提供するツールで、各業界のインスタグラムのエンゲージメント率を確認できます。こちらは、エンゲージメント率の一つの目安として、参考にしてください。
| 業界 |
数値 |
| アルコール |
0.447% |
| ファッション |
0.193% |
| 金融サービス |
0.276% |
| 食料・飲料 |
0.447% |
| 健康・美容 |
0.178% |
| 高等教育 |
2.431% |
| インテリア |
0.203% |
| 観光 |
0.398% |
| メディア |
0.563% |
| テクノロジー・ソフトウェア |
0.437% |
| 小売 |
0.226% |
| スポーツ |
1.574% |
エンゲージメント率が最も高いのは2.431%の高等教育機関で、この分野では積極的にソーシャルメディアを活用していると考えられます。
エンゲージメント率は全体的に1%を超えていれば良い数字と捉えられますが、フォロワーが少ない場合は高くなる傾向も。数字はあくまで目安として見る必要があります。
Instagramのエンゲージメント率を高める方法
インスタグラムのエンゲージメント率を高めるには、ユーザーに反応してもらいやすい投稿を行うことです。そのためにやっておきたい4つの項目を紹介します。
発信をしたいターゲットを明確にする
ターゲットとする人物、性別、価値観などを明確にしましょう。投稿を見て欲しい人を明確化することで、悩みや欲望の理解につながり、興味・関心を持たれやすい内容を把握しやすくなります。また、投稿の方向性もブレにくく、ファンの増加に役立ちます。
競合他社のエンゲージメント率を分析する
同じような内容を発信している競合他社を分析し、伸びているアカウントの反応数を確認して、投稿内容の参考にしましょう。エンゲージメント率を分析すれば、どのような投稿内容や投稿時間が、多くの反応を得ているのかわかります。自分と同じ程度、もしくは少し多めのフォロワーがいるアカウントを参考にしてみてください。
ユーザーと積極的にコミュニケーションをとる
ユーザーと密にコミュニケーションを図れば、親密度の高いアカウントとして認識され、投稿が表示されやすくなります。フォロワーと日々のコミュニケーションがあれば、投稿に対してユーザーがアクションをしやすくなり、エンゲージメント率が上昇傾向に。投稿にコメントやDMに返信をするなど些細なコミュニケーションを図っていきましょう。
キャンペーンを行う
エンゲージメント率が一時的に増加するキャンペーンや企画も有効です。「いいね」やフォローを条件とすれば、エンゲージメント率の増加だけではなく、フォロワー数も増加も見込めます。キャンペーン終了後も、フォロワーのニーズに沿った情報発信を続ければ、エンゲージメント率を高く維持できるでしょう。
Instagramのエンゲージメント率が下がる要因と回復方法
インスタグラムのエンゲージメント率が下がる要因は、主に3つあります。エンゲージメント率を回復するために、一つずつ確認していきましょう。
ユーザーが少ない時間帯の投稿
ユーザーが見ていない時間帯に投稿することで、反応率が低下する恐れがあります。そもそもフォロワーに投稿を見てもらわないとエンゲージメント率が上がりません。インスタグラムを見ている時間帯はターゲットによって異なるため、朝の通勤・通学の時間帯や夕食後の時間帯など、より多くの人が見る時間帯に投稿していきましょう。
フォロワー数の増加
Instagramでは、フォロワー数が増えると一般的にエンゲージメント率が低下する傾向があります。これは、フォロワー数が多くなると、全体の母数が増え、アクティブなフォロワーの割合が減少しやすいためです。エンゲージメント率は、フォロワーが少ない場合に高くなりやすく、フォロワーが多い場合には低くなりやすいのが一般的です。エンゲージメント率を正確に分析するためには、フォロワー数が安定している期間に比較すると良いでしょう。
過度な頻度での投稿
インスタグラムへの連続投稿は、フォロワーが不快に感じて、エンゲージメントが下がる原因になる恐れがあります。連続投稿は投稿内容の質が下がり、ユーザーも見飽きてフォロワー解除につながることも。多くても1日2〜３投稿に抑えて、質にこだわりましょう。
Instagramのエンゲージメント率を高めて、フォロワーを増やそう
インスタグラムのエンゲージメント率は、投稿した内容にどのくらいの反応率があるのかを表した具体的な指標です。ユーザーの興味・関心を知ったり、フォロワーを増やしたりするのに役立ちます。エンゲージメント率を高める方法を実施し、フォロワーの増加につなげてみてください。
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