どうも、バズカレッジ編集部のかずきです!
9月の東京勉強会は、子育てDIYのアカウントで10.9万人突破している、さとこママさんにお越しいただき、
というテーマで投稿の構成や冒頭攻略について講義していただきました。
また、マネタイズの秘訣についても赤裸々に紹介いただきました。
この記事を最後まで読むことで運用の改善点を見直すきっかけになるかと思います!
- なかなか投稿が伸びない方
- マネタイズが上手くいかない方
必見の内容になっているので、ぜひ最後までご覧になってください!
さとこママ🪞プチプラリメイク/100均DIYさんってどんな人?
競合が多い子育てジャンルをくぐり抜け、SNS総フォロワー27万人を抱えるさとこママさん。
インスタグラムでは、リール動画を中心に子育てのDIYを発信していて、
- フォロワー数10.9万人
- 運用開始からわずか1年
- 月間収益117万を突破
など、子育てジャンルの中でも折り紙付きの実績を持っているインフルエンサーさんです。
- デザインのプロであるからこそ、おしゃれなものが作れる強み
- 需要がある子育てのジャンルに、誰も発信していないという差別化
- 子育ての悩みが深い0〜3歳までの第一子を育てているママをターゲットにすることで収益化の面でも融通が効く
上記3つの考え方でジャンルとコンセプトを設計し、運用を開始することになったとのことでした。
①独特な投稿リサーチとネタの考え方
現在、投稿したリールの3本に1本は100万回再生を超えるさとこママさん。
バズる投稿生成の裏側には、投稿リサーチが大きく関係していました。
Pinterestを活用してスクリーニングをする
ピンタレストの特徴
- 既にWEB上に存在する画像や動画やサイトをシェアするインスタはユーザーが作成した投稿がシェアされる
- リツイートのようなユーザーが投稿を拡散する機能があるインスタには当機能はなく、AIが拡散する
- 投稿にリンクを貼ることができ、濃い情報を得られるインスタの投稿にはリンクは貼れない
インスタグラムで投稿ネタを探そうとすると、自分にレコメンドされた投稿が表示されるので、良いネタかどうかの判断が付きにくいです。
しかし、ピンタレストは既に誰かがコレクション(良いネタと判断した)にした投稿が表示されるので、スクリーニングされている分、時短になり、インスタ上にはないネタが見つかるので、バズる確率が上がるとのことです。
トレンドを発信し、流行の最先端を狙う
インスタでバズっている投稿を真似ることも良いことですが、バズのヒット率が悪い印象と語るさとこママさん。
そこで意識していることが、
ということでした。
具体的には下記の二点が挙げられます。
- 海外のアカウントからネタを探し、自アカウントに適合させる
- 2〜3年前に流行ったトレンドを今風に改変して発信する
流行を先取りするためには、まずは前者の海外ネタを日本流+自分のアカウント風にローカライズすること。
ネタが見つからない場合は、後者の2〜3年前のネタを現代版にアレンジしていく。
この流れで投稿企画を考察していきましょう。
ただし、海外のトレンドを扱う上での注意点があります。
2つの注意点
- ①:アンチや批判的な意見を生みやすい
- ②:海外のリーチが増えてしまう危険性がある
そのため、アンチが来る覚悟と、日本人に向けてを意識し、日本語のテロップや吹き替えを入れておきましょう!
②視聴者を惹きつけるさとこママの冒頭攻略
という方こそ、冒頭の惹きつけが不足しているかもしれません。
さとこママさんによると、
「これから何が始まるの?」とドキドキ感やワクワク感を視聴者に与えること
を一番重要視しているようで、冒頭でしっかりユーザーを惹きつけているとのことです。
投稿冒頭における良い台本と悪い台本の例がありますので、比較してみましょう!
良い台本例
- これ知ってる?↓
- ダイソーのカラーパネルを使えば↓
- とっても簡単にオシャレなインテリアが作れるよ!
悪い台本例
- これ知ってる?↓
- ダイソーのカラーパネルを使えば↓
- 1枚たったの110円でフォトパネルが作れるよ!
1行目:冒頭最初のフレーズ
1行目の最初の言葉は、視聴者に何が始まるか気にならせることがポイント。
さとこママさんは「これ知ってる?」では、最初の1秒で惹きつけをしています。
惹きつけるワードの一例
- 知らないと損する
- 本当は教えたくない
- 今さら聞けない
- 99%が知らない
自身で運用するジャンルは、さとこママさんと異なると思いますので、自分のアカウントで1番反応が良いものを見つけていきましょう!
2行目:接続詞を使う
2行目は「〜で」や「〜ば」などの接続詞を使うことです。
視聴者は冒頭部分である程度の情報量を与えなければすぐに離脱してしまいます。
そのため、接続詞を混ぜて視聴者の想像や投稿に対する期待を膨らませてみましょう。
3行目:結論は濁して全体像を伝える
3行目では、投稿の全体像を見せるのですが、ネタバレはしてはいけません。
悪い台本では「フォトパネルが作れるよ」と、投稿がネタバレしています。
インスタ上でフォトパネルの投稿は多く出回っているので、「またこれか」と視聴者は結論が分かるため離脱してしまうのです。
対して良い台本では「オシャレなインテリアが作れるよ」と具体的に何を作成するかは、濁されています。
そのため、結果が気になる視聴者は最後まで動画を視聴することになります。
③月収100万円突破するマネタイズの秘訣
フォロワーが1万人突破できれば稼げる。
上記の考えを持っている方は今すぐに ゴミ箱にポイっしましょう。
結論、インスタで稼ぐのはそんなに甘くないですし、誰かに自分が勧めた商品を買ってもらうのは大変なことなんですね。
そんなさとこママさんがマネタイズを開始したのはフォロワー1万人の時でした。
初収益はわずか63円。5万円すら達成できず、、、
「インスタ辞めようかな...」と思った時もあったとのことでした。
しかし、今月(24年9月時点)で、150万円以上の収益の見込みがあるとのこと。
マネタイズできなかった敗因と解決策
その上で、閲覧数を増やすための施策は下記2つになります。
閲覧数を増やす2つの施策
- 施策①:プレゼント企画を実施閲覧率回復+エンゲージメント回復を狙う
- 施策②:訴求する商材の見直しで不信感を減らすお金のためにやっているなと思わせないこと
前者は10〜20分ほどで作成した、無料プレゼントを毎週末に配布。
プレゼント制作過程もストーリーズで小出し報告することで、期待値や注目度を上げていたそうです。
後者はジャンルに合わない商品を訴求しないことで、不信感を取り除くというもの。
ターゲットは子育てママなのに、ダイエット系の商材を使用していたため、子供用の英語の商材などに変更したとのことです。
ストーリーデザインの変更による成約率UP
- なるべく自分と子供が写っている写真を使うこと
- 1枚で伝えたいテーマを1つ決めること
- 一番伝えたい内容の文字は大きくしたり強弱をつけること
マインドブロックの打破
アカウントも成長しました、マネタイズも始めました、でも稼げません。
こんな状態でくすぶっている方は非常に多いかと思います。
そんな状態を改善するためには、訴求のテクニックや投稿のデザインなどの技術的な部分ではなく、思考を転換させ精神的な部分の改善が突破口になるかもしれません。
フォロワーさんに嫌われたらどうしよう
「所詮金」と思われたら嫌だな
PRして閲覧率が下がってしまった、、、
私もそう思っていましたが、インスタ運営はボランティアではありません。
訴求商材を増やし、毎日リンクを徹底してください!
見てくれない人、買ってくれない人は、エンゲージメントを下げる可能性があります。
むしろフォローを外させるべきユーザーに該当するのです。
またPR=悪ではありません。
お得に購入できる情報を知っているのにも関わらず、教えてあげないことこそが「悪」だと、考え方を変えましょう。
- そもそも商品に魅力がなければ購入はされない
- むしろ商品に魅力があれば、買って良かったと思ってもらえる
- 100%の満足させられる商品なんてこの世のどこにもない
上記のようなマインドを持ちマネタイズに取り組んでいるとのことでした。
勉強会後は恒例の懇親会
後ろ姿で分かりづらいですが、さとこママさんも来てくれました!
懇親会は業界のトップランナーであるインフルエンサーさんと直接関わり、質問や運用アドバイスを個別でもらえるチャンスがあります。
普段インスタ運用をしているだけでは、ほぼほぼ会えない人が目の前にいる。
そんな機会を無駄にはできないですね。
私なんかが質問してもいいのかな?
こんなこと聞いたら呆れられそう、、、
そんな方こそ懇親会に参加してマインドブロックを解除しましょう!
今回も多くの感想をいただきました!
さとこママさんの講義も好評で、
「ちょうど悩んでいるところだったのでタメになりました!」
「モチベーションに繋がる良い機会でした!」
「マネタイズについての理解が深まりました!」
など、ポジティブな声が多かったです!
他にも多くの声をいただいたので、続きは下記からご覧ください!
最後に
さとこママさんのお話には、すぐにでも実践できるヒントがたくさん詰まっていましたね。
- Pinterestの活用や海外トレンドを考慮した視点
- 冒頭の引き付けのフレーズと接続詞を活用した展開を期待させる手法
- 収益化の壁を乗り越えるための思考の変革
結局のところ、インスタグラムはSNSとはいえ利用者は同じ人間です。
見飽きたものはもちろん見ないので、珍しいものを見せる。
つまらないものは最初で飛ばすので、結論を隠してワクワクさせる。
PRを嫌う人もいる、価値観は人それぞれ、全員に好かれる必要はない。
もちろん正しい手法やノウハウなどの技術も重要なことではありますが、画面の奥で自分を覗く視聴者の思考を理解していくのが本質だと感じました。
この記事をきっかけに、普段の運用と少し違う視点で、自分のアカウントと向き合えていただければ嬉しいです。