どうも、バズカレッジ編集部のかずきです!
年内最後の東京勉強会は、炊飯器レシピのアカウントで21.9万人突破している、炊飯器夫婦さんにお越しいただき、
というテーマでリール投稿をバズらせるためのエッセンスを解説してくれました。
- 再生回数が伸びない方
- バズ投稿を連発したい方
- フォロワー1万人突破したい方
必見の内容になっておりますので、ぜひ最後までご覧になってください!
炊飯器夫婦さんってどんな人?
ママを楽にする時短レシピをコンセプトに、炊飯器で作れるレシピを発信されている炊飯器夫婦さん。
レシピアカウントなので、本業は料理人なのだろう思った方はいませんか?
実は、旦那様は会社員。奥様は専業主婦をされていて、インスタはみるだけのどこにでもいる普通の夫婦だと自己紹介されてました。
にもかかわらず、、、
- フォロワーはたった半年ほどで20万人を突破
- 得意のリール動画は2000万回再生超えを連発
- 月間に1800万を超える特大リーチ
その姿はまさに炊飯器レシピジャンルのトップランナーと言っても過言ではありません!
1つ目のアカウントは挫折していた
実は炊飯器のアカウントは2つ目で、1つ目はビジネス系(AI活用など)で発信していたとのこと。
始めた当初は何も上手くいかず、精神的に辛かったそうで、4ヶ月で挫折。
同時期に始めたライバルには差をつけられて、自分だけ置いてかれてしまう。そんな気持ちになったと打ち明けてくれました。
炊飯器夫婦さん流『勝ちコンセプトの考え方』
Googleトレンドでも世間的に人気ということが客観的にも分かったので、炊飯器ジャンルで再始動しようと思いました。
インスタのレシピジャンルは「レッドオーシャン」ですが、バズると一気にフォロワーが増えやすいジャンルでもあります。
炊飯器レシピの発信者はそこそこいますが、人気ジャンルだからこそコンセプト次第で万垢が狙えると考え、競合アカウントリサーチから徹底して取り組み始めました!
競合にない強い個性を生み出す差別化とは?
差別化の2つのポイント
- 競合のリサーチを徹底的にすること
- リサーチを元に差別化要素を掛け合わせて考察
両方とも大切なことなので、それぞれを具体的に紹介します!
差別化のポイント①:競合のリサーチを徹底的にすること
他のアカウントと差別化をするには、そもそも他のアカウントを知ることから始めなくてはなりません。
競合をリサーチする上で炊飯器夫婦さんが実際に行っていることは、
- 競合アカウントの特徴をリストアップ
- TikTokのフィルター機能を活用したトレンドのリサーチ
- TikTokのクリエイターサーチインサイトの活用
意識①:競合アカウントの特徴をリストアップ
競合をリサーチする上で、スプレッドシートやエクセルなどにリストアップし、まとめることは必ず行って欲しいです。
リサーチはもちろん、決まったジャンルで探していきます。
ピックアップする項目としては、
- ・アカウント名
- ・アカウントURL
- ・フォロワー数
- ・プロフィール
- ・アカウントの特徴
になります。
特に最後のアカウントの特徴は、差別化を考える上でもとても大事なので、気がついたことはどんなことでも記載していきましょう。
意識②:TikTokのフィルター機能を活用したトレンドのリーチ
TikTokはフィルターの機能があるので、リサーチに向いています。
上記画像の左から、3ヶ月以内のいいねの数が多い順番にし、投稿スタイルを読み取って、リストアップをしていきます。
意識③:TikTokのクリエイターサーチインサイトの活用
TikTokの機能に、「クリエイターサーチインサイト」というものがあります。
直近でバズっている投稿を簡単に見つけることができて、その投稿の年齢層や性別といった視聴者層も見ることができる機能です。
差別化のポイント②:リサーチを元に差別化要素を掛け合わせて考察
リサーチをしていくと同じジャンルでも、差別化要素があることが見えてくるはずです。
例えば、炊飯器ギャルさんは、
と掛け合わされていることが見えてきました。
まずはこの掛け合わせ要素を意識してみていきましょう。
そこで競合にはない、だれも発信していない個性を見つけていきます。
【余談】もし0からアカウントを始めるならどんなコンセプトにするか
もし炊飯器夫婦さんがこれから始めるにはどんなコンセプトにするかを聞いてみたところ
40代以降で運動をしたくないお腹周りが気になる人が、
食事を通して痩せ体質になるレシピを発信
というコンセプトで、ダイエット関連の商品や、食事改善の講座を最終的な収益化に繋げる形で運用してみたいとのことでした!
掛け合わせとしては下記のイメージ。
「レシピ×ダイエット×40代(中年太り)×痩せ体質になる」
レシピとダイエットというレッドオーシャンとも言える人気ジャンルの中から、
40代というスキマ市場に、痩せ体質になるという個性を追加するという考え方ですね!
バズるリールを生み出すために必要なこと
1000万回再生の投稿を連発する炊飯器夫婦さんが、バズるリールを生み出すための秘訣を大きく分けて2つ教えてくれました。
- 大前提リールのクオリティを担保すること
- 企画(ネタ)の選定に力を入れること
要約すると、質の高いリール動画を作れるようになってから、すでに数字がでている企画を参考にしていくという流れです。
では、質の高いリール動画はどのようにして作っていくのか、企画の考え方はどのようにしているのか、その2つをシェアしていきます。
リールのクオリティを担保するために
「大前提、リールのクオリティを担保しなければバズりません」
と断言する炊飯器夫婦さん。
たしかに、バズっている投稿は気がつけば見終わっているくらいストレスのない投稿になっていることが多いと思います。
リール作成で意識している8つのポイント
- ①冒頭効果音キュピーン音=興味付けの要素
- ②見やすさ中央に炊飯器をおく=余白を作ることで見やすさUP
- ③カット数細かく=必要最低限のカット割
- ④無駄をなくす調理工程を全て伝えず、ある程度の流れがわかる水準を意識
- ⑤画質日中帯+窓際で撮影することで光を取り入れる
- ⑥スピード感テンポよく切り替え
- ⑦リズム感効果音をところどころで挿入
- ⑧世界観子どもの声を入れるなどの独自要素を追加
企画(ネタ)の選定に力を入れること
ではどうやれば良いか?
ズバリ、強い企画(ネタ)の生み出し方は2つあります。
当たり前の要素ですが、ここを突き詰めることが重要です。
強い企画の生み出し方①:外部分析から探す
外部分析では競合のバズっている投稿を保存しておくことはもちろん。
おすすめや発見で表示されたバスリールも保存し、後から見返せるように引き出しを増やしておきます。
またInstagramだけではなく前述したTikTokなど、他SNSも活用して、
「自分のコンセプトに合っていて、再生数の高いもの」があれば保存していくとのことでした。
伸びている投稿の要素を新たな投稿企画の種とする意識が本質的です。
夫婦系のアカウントをリサーチして、横展開した冒頭部分。680万回再生超え。
引用元:
Instagram
こちらも外部リサーチからヒントを得たとのこと。
映っているご夫婦の服装もナイトウェアであることも作戦のようです。
つまりレシピ系のバズ投稿だけでなく、コンセプトに合っていれば夫婦系の投稿なども参考にし、バズ要素を横展開することが成功の鍵となります。
さらに炊飯器夫婦さんは、バズ投稿の再現性を高めるために、バズっている投稿の台本を一度書き出し、それを自分軸に合わせてアレンジし直しているそうです。
アレンジするときは、参考にする投稿の冒頭はそのまま活用し、一次情報(価値観・経験談)を変えるのがポイント。
リサーチしたバズ投稿では、
「よくフォロワーさんから〜」
という言い回し。
アレンジした投稿は、
「前回の動画をみてくれた人から〜」
とほぼ内容は同じですが、自分の経験談に置き換えて台本化という流れです。
強い企画の生み出し方②:内部分析から探す
1000万回再生超えの投稿。共通点があるように見える。
内部分析から企画を生み出す場合、1番再生数の高い企画を再利用することがポイント。
炊飯器夫婦さんの投稿をみていくと、炊飯器で作るケーキの投稿が3つとも1000万回再生を超えています。
これは伸びた投稿の要素分解が、しっかりできているからこそ再現できたとのことです。
仮に画像左の投稿が、
という要素に分解していきます。
同様に画像真ん中の投稿を、
となり、バズっている要素の「抹茶」「チーズ」を含め、新企画を生み出したという流れになります。
伸びた投稿のバズ要素を分解し掛け合わせることが、新たなバズ投稿を生み出す秘訣と覚えておきましょう。
また、再生回数だけで内部分析をするのではなく、「平均視聴維持率」に注目しておくべきとのことです。
炊飯器夫婦さん曰く、平均視聴維持率が5日間で40%を超えてくるとバズる可能性が大だそうです!
計算方法としては上記になります。
インスタのインサイト情報からデータが取れるので、画像の項目をメモしておきましょう。
最後に:自己流は事故流
炊飯器夫婦さんの勉強会を通して、1番最初に思い浮かんだのが、
「自己流は事故流」
というフレーズです。
自己流で進めてしまうと失敗(事故)してしまうという意味でよく聞く言葉かと思います。
炊飯器夫婦さんのアカウント構築には、良い意味で自己流がなく、リサーチや市場調査に基づいたロジカルな運用をされているなという印象を受けました。
たとえばジャンル選定においては、
- TikTokを活用したトレンド調査
- Googleトレンドを活用した市場調査
- 競合アカウントのリストアップと要素分析
とリサーチの徹底から、炊飯器ジャンルを決めているとのことでしたね。
また、投稿リサーチの面でも、
- バズ投稿の冒頭フレーズの模倣
- バズ投稿から企画を着想、アレンジで再現性を担保
- 伸びた投稿の要素を分解、理解し次投稿で再現
まさに感覚や思い込みなどの不確定要素である「自己流」を取り除き運用しているからこそ、
100万回再生を超える動画を20本以上生み出すなどと確かな成果を上げているのかと思います。
アカウントをこれから始めようと思っていたり、コンセプトを変えて再スタートを切ろうとしている場合は、まずは自己流をなくし、リサーチを隅々まで行って、バズる糸口を探しましょう!
では早速、クリエイターサーチインサイトを使ってみようかな!
今、なんだっけ?となった方は、この記事を読み直して落とし込んでいきましょう!
追伸:今回も多くの感想をいただきました!
勉強会が終わった後は、参加者の皆さんから
「ここが良かった!」
「ここはもっとこうしてほしい!」
といった率直な感想をいただいています。
こうしたリアルな声があるからこそ、勉強会の内容をどんどんアップデートできています。
実際に24年11月の勉強会では、意見を採用した勉強会になりました。
今後も「受講生と一緒に進化する勉強会」を意識しながら、皆さんの声を取り入れより良い勉強会を目指して頑張ります!