インスタグラムで収益化するための条件とは?仕組みやコツ、注意点なども紹介
インスタグラムは情報発信の手段として使う他、収益化のツールとしても活用できます。インスタグラムを収益化の手段にしたい人の中には「何か条件があるのでは?」という疑問もあるかもしれません。そこで今回はインスタグラムの収益化について、仕組みや条件、具体的な方法、成功させるためのコツ、注意点などを解説します。
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インスタグラム収益化の仕組み
インスタグラムでは主に次のような仕組みにより収益化が可能です。基本的にインスタグラムを介した商品・サービス販売の売上やプロモーションによる報酬が収益となります。
- 広告収入で収益化する(アフィリエイト)
- 企業のPR案件で収益化する
- ハンドメイドなど独自の商品やサービスを販売する
インスタグラムで収益化するための条件
インスタグラムは収益化の手段によって意識しておきたい条件があります。次に挙げる条件は主に企業からの案件で収益化を目指す場合に留意すべきものです。なお、インスタグラムの収益化はビジネスアカウントで行う方が効率的なので、設定すると良いでしょう。
企業とのタイアップは一定以上のフォロワーが必要
企業からタイアップの依頼をもらって収益化したい場合、インスタグラム社が決めている「フォロワーが何人以上から」といった条件はありません。フォロワー数にかかわらず収益化は可能ですが、インフルエンサーの影響力によって効果的な宣伝をしてもらうことが企業の目的のため、まとまった人数のフォロワーがいないアカウントは依頼されにくいでしょう。
エンゲージメント率が3%以上必要
企業案件を獲得するためにはエンゲージメント率も重要です。エンゲージメント率とは、投稿の「いいね」の数をフォロワー数で割ったもの。企業案件を得るための目安は3%以上です。エンゲージメント率が高いほどアクティブなフォロワーが多く、投稿の宣伝効果も大きいと考えられます。
インスタグラムで収益化する方法
ここからは、インスタグラムで収益化する代表的な方法を紹介します。インスタグラムで高額を稼ぎ話題になっている人達も、次のいずれかの方法で収益を上げているということです。
アフィリエイトを行う
インスタグラム上でアフィリエイトを行う方法があります。アフィリエイトは商品・サービスの広告を自サイトに貼り、その広告経由で報酬獲得条件を満たすと報酬が得られる仕組みです。インスタグラムにおいては、プロフィールやストーリーズなど特定の箇所にアフィリエイトのリンクを貼ることができます。
企業案件で商品のPRを行う
企業からの依頼を受け、商品のPRを行う企業案件も収益化の1つです。フォロワー1人当たり1円の単価で報酬が決まるケースが一般的です。例えばフォロワー3,000人なら、3,000人×1円で報酬は3,000円となります。フォロワー数が多く影響力の大きいインフルエンサーほど企業案件の依頼数が増えます。
インスタグラムで商品の宣伝&販売を行う
インスタグラムの発信力や機能を利用し、自分で取り扱っている商品の宣伝・販売を行う方法もあります。投稿に商品関連のタグをプラスできるショッピング機能を使えば、より商品ページに誘導しやすいでしょう。またリール動画から直接商品の販売サイトにアクセスしてもらうことも可能です。
投稿写真・画像を販売する
インスタグラムに投稿した写真・画像の販売も収益化につながります。自分で撮影した画像や作った画像は自分に著作権があるため、自由に販売可能です。データや紙ベースでの販売など、方法もさまざま。他の人の写真・画像は、著作権法違反になるため販売できません。
インスタグラムで収入を得る方法については次の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
インスタグラムでの収益化を成功させるコツ
収益化の成功には、自分のアカウントをより多くの人に見てもらうこと、フォロワー数を増やすことが不可欠です。次のようなコツを日々の運用に取り入れて、多数のユーザーが訪れるアカウントを目指しましょう。
プロフィールにこだわる
プロフィール部分はアカウントのページで1番最初に目に入るのでこだわるべきポイントです。プロフィールでユーザーに良い印象をもってもらえれば、その後のアクションにもつながりやすくなります。アカウントのジャンルやどのような投稿がされているのかなど、わかりやすくまとめられていると好イメージです。
ユーザーの目に留まりやすい質の高い投稿を行う
投稿の1枚目でユーザーの心をつかむ工夫をしましょう。例えばインパクトが大きいキャッチーな画像を1枚目にもってくれば、興味を引きつけやすくなります。
また投稿の中にユーザーが思わず保存したい、覚えておきたいと感じるような有益な内容を含めることも重要。自分のアカウントを閲覧してくれるユーザー層を分析し、ニーズにマッチした投稿を行うことも効果的です。
他のユーザーとも関わりをもつ
他のユーザーとのコミュニケーションも収益化につながります。自分のアカウントのファンが増えれば、ユーザー離れが起こりにくくなります。例えば、以下のような方法で他のユーザーとコミュニケーションを取りましょう。
- いいねをしてくれたら相手の投稿にもいいねを返す
- コメントに返信する
- ストーリーズで投票を募る
- ライブ配信で交流する など
ユーザーとのかかわりによってエンゲージメントが増えれば、企業案件ももらいやすくなるでしょう。
ハッシュタグを活用する
投稿時にハッシュタグを上手に使うことで、より多くのユーザーに見てもらえるでしょう。「#〇〇(〇〇に好きな言葉)」の形で投稿に加えれば、そのワードに関する投稿の検索でヒットしやすくなり、投稿のターゲット層をアカウントに呼び込めます。
他のSNSも利用する
インスタグラムと一緒に他のSNSも使い分けるとなお良いでしょう。SNSはそれぞれ特徴や強みが異なります。例えばインスタグラムは視覚的訴求が強いものの、拡散力はそれほど高くないと言われています。拡散力がありバズりやすいと言われているSNSにはX(旧Twitter)があります。各SNSのメリットを活かし、連携させながら運用を行えば、インスタグラムの収益をアップしやすくなるでしょう。
SNSでの稼ぎ方についてさらに詳しく調べたいなら、こちらの記事もおすすめです。
インスタグラムで収益化する際の注意点
最後にインスタグラムでの収益化を目指すうえで気を付けたいポイントを解説します。収益化に焦ったり、利益第一の運用になったりすると、トラブルやフォロワー離れが起こりやすいので注意しましょう。
すぐに収益化が叶うわけではない
収益化は始めてすぐにまとまった利益を出せるわけではありません。たまたま投稿がバズって大きな利益が出る可能性もゼロではありませんが、かなりまれです。なかなか収益化できないからといってあきらめず、さまざまな工夫やデータ分析などを重ねながらコツコツ利益を増やしていくことが大切です。
企業のPRを装った悪質な詐欺案件もある
PR案件の中には、企業からの依頼を装った悪質業者の詐欺案件もあるので気を付けましょう。詐欺案件にはインスタグラマーとのやり取りの中で必要経費だと偽り金銭をだまし取るものや、PRを見た人から金銭をだまし取るものなどがあります。自分が直接被害を受ける可能性だけではなく、自分のアカウントを訪れるユーザーにも不利益を与えかねません。
閲覧してくれるフォロワーのことも考えながら運営する
インスタグラムの収益化で忘れてはいけないのが、閲覧してくれるフォロワーを置いてきぼりにしないことです。あまりにも収益化に主軸を置いた運営になってしまうと、アカウント自体の魅力が損なわれて、フォロワー離れが発生することもあります。
企業案件を何でもかんでも受けず、アカウントの方向性を考えて、逸れそうな案件は断りましょう。またステマ(ステルスマーケティング)はフォロワーからの信頼性が著しく下がりやすいので要注意。なお2023年10月からステマは法的に厳しく規制されています。
インスタグラムの収益化に条件はなし!成功のために丁寧な運用を
インスタグラムの収益化に決まった条件はありません。ただし、成功させるためには収益化の仕組み・方法を知り、コツを意識しながら運用することが不可欠です。
収益化に焦ってしまうと、フォロワー離れが発生したり、悪質な案件にだまされたり、失敗するリスクが高まります。画面の向こうにいるユーザーのことを考え、良いアカウントに育てながら収益化を目指しましょう。