在宅でできる副業の内職10選|シール貼りや袋詰めほか、メリット・デメリットや一連の流れも紹介
在宅でできる副業の内職の種類は、さまざまです。この記事では誰でも簡単に始められる、おすすめの内職を10選紹介します。あわせて、在宅でできる内職のメリット・デメリット、始めるまでの一連の流れを解説します。なかには悪徳目的や詐欺にあたる案件があるため、始める前に気を付けておきたい点も押さえておきましょう。
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在宅でできる副業の内職とは?在宅ワークとの違い
内職とは企業に雇用された被雇用者が自宅で仕事を行い、納品後に報酬を得る仕事です。企業から自宅に届く材料を使って仕事を行う単純作業が多く、未経験の人も取り組みやすいのがメリットです。
内職と在宅ワークは混同されがちですが、在宅ワークはフリーで働く個人事業主のカテゴリーに分類されます。
在宅でできる内職は稼げる?報酬はどれくらい?
内職の報酬は出来高制で支払われ、作業の難易度やこなす数で収入が変動します。厚生労働省が令和2年9月に行った家内労働実態調査のデータによると、1ヵ月の工賃額は平均約3万7,320円でした。
在宅での内職で稼ぐためには、数をこなしたりスキルを磨いたりする必要があります。作業時間を計画して、効率的に行うと数をこなしやすいでしょう。また、スキルを身に付けると高単価の案件を受注しやすくなります。
在宅でできる副業の内職10選
シール貼りや袋詰めなど、自宅でできる副業の種類はさまざまです。初心者でも取り組みやすいものやスキルを活かせる内職を10選紹介します。
1. シール貼り
シール貼りは商品にバーコードや賞味期限、ステッカーを貼る内職です。特別なスキルが必要ないため、内職が初めての人も挑戦しやすいでしょう。単価目安は1つあたり0.1〜2円です。
2. 袋詰め
袋詰めは指定の商品を袋に詰めたり、ダイレクトメールを封筒に封入したりする内職です。ネジやビーズといったさまざまな商品を数えて、重さごとに袋詰めする作業もあります。単価目安は1つあたり0.5〜5円です。
3. カプセル詰め
カプセル詰めは、景品のおもちゃと商品の説明書をカプセルに入れる内職です。カプセルに詰めるものは、キーホルダーやフィギュアなど、バリエーションが豊富。他の仕事と比べて細かい作業が必要なく、初めての人も挑戦しやすいでしょう。単価目安は1つあたり0.5〜1円です。
4. 値札付け・カット
値札付け・カットは、商品に値札を取り付けたり、カットしたりする内職です。単純な仕事内容ですぐに慣れやすく、細かい作業が得意な人に向いています。単価目安は1つあたり4円〜40円です。
5. バリ取り
バリ取りは、ゴムやプラスチックの部品の型からはみ出た部分を手作業で切り離す内職です。プラスチック製品には、「バリ」と呼ばれる不要物が出ています。バリを手やニッパーで切り離し、見た目をきれいにします。仕上がりが悪いと、検品でひっかかってしまうため丁寧さが大切です。単価目安は1つあたり0.2〜10円です。
6. 組み立て
組み立てとは、ギフトボックスや文房具など、さまざまな商品を組み立てる内職です。ものによっては細かい部品があるので、作業できるスペースを確保する必要があります。単価目安は1つあたり1〜15円です。
7. 造花作成
造花作成は送られてきたワイヤーや花びらなどの材料を使って、手作業で造花やリボンを作成する内職です。マニュアルに沿ったやり方を覚えることが大切ですが、技術も必要になります。クオリティが高いものを提供できるようになれば、高額案件を受注できる可能性があるでしょう。単価目安は1つあたり10円〜20円です。
8. ポケットティシュのチラシ広告入れ
ポケットティッシュの外ポケットに、広告を入れる内職です。作業自体は簡単で、スキルも必要ありません。作業スペースを確保できれば、数をこなしやすくなるでしょう。単価目安は1つあたり0.5〜1円です。
9. 縫製
縫製はポケットやボタンなどの衣類をミシンで縫い付けたり、和裁をしたりする内職です。実力次第で報酬が上がる可能性があります。単価目安は1つあたり3〜100円です。
10. 筆耕
筆耕は毛筆で卒業証書や賞状の文章、宛名を書く内職です。書道の資格を持っていると優遇されます。単価目安は宛名1件20〜80円、賞状の代筆4,000円です。
在宅で副業の内職をするメリット・デメリット
内職は好きな時間に稼げる一方で、まとまった金額を稼ぎにくいデメリットがあります。メリット・デメリットを把握してから内職を始めましょう。
在宅で副業の内職をするメリット
在宅でできる内職のメリットは、好きな時間に稼げるところです。本業を終えた後の余暇の時間や、休日に行えます。また材料は郵送で届くケースが多いため、納品物の受け渡し程度しか人と関わりません。人間関係に悩まないで済むところも、メリットの1つといえます。
在宅で副業の内職をするデメリット
内職のデメリットは、大きな額を稼ぎにくいことです。在宅系の内職は出来高制で、比較的単価の安い仕事が多くあります。時給換算するとアルバイトよりも低くなり、まとまった金額が稼ぎにくいでしょう。
在宅で副業の内職をする一連の流れ
副業で在宅系の内職をする一連の流れは、以下の通りです。
<流れ>
- 案件に応募して契約を締結する
- 作業の材料を受け取る
- 指示書に従って作業をする
- 作業完了後に納品する
- 検品後、報酬を受け取る
内職は市町村のホームページや求人サイトから探します。採用され契約を結んだら、材料を受け取り作業開始です。材料の受け取り方法は自分で取りに行ったり、配達で自宅に送ってもらったりするなど求人によって異なります。
自宅に届いたら中身を確認し、指示書に従って作業を行います。作業を完了させたら、最後に不備がないかチェックして納品しましょう。
在宅で副業の内職をする際に気を付けること
副業で内職を行う際は、単価が高すぎる案件や年間収入に気を付けましょう。内職によっては、悪徳目的の案件が紛れているので注意が必要です。
詐欺や悪用目的の案件に気を付ける
<詐欺や悪徳目的の可能性が高い案件>
- 資料請求といった個人情報を伝える案件
- 登録料や手数料、マニュアル料の初期費用を負担させる案件
単価が高すぎる案件に気を付ける
単価が高すぎる案件は難易度が高かったり、相応の経験が求められたりする場合があります。自分にとって難しい仕事を受けた場合、膨大な作業時間の確保が必要になってしまい、いくら数をこなしても稼ぎが少なくなってしまうかもしれません。
さらにノルマを達成しないと契約内容を守れないことになり、トラブルへ発展する原因に。稼ぎたいからといって、安易に単価が高すぎる案件に応募をするのは控えましょう。
副業の収入が年間20万円を超えた場合は確定申告をする
副業の収入が年間20万円を超えた場合は、確定申告をしなければいけません。一定金額を稼ぐと、所得税の納税義務が発生します。確定申告をしなければ無申告となり、悪質な税金逃れと判断されるおそれがあるので忘れずに行いましょう。
在宅内職に関するよくある質問
最後に在宅でできる内職に関するよくある質問について紹介します。自宅で内職をしたい場合は、どれも知っておきたい内容のため、参考にしてみてください。
内職に向いている人は?
在宅でできる内職に向いているのは以下のような人です。
<内職に向いている人>
- 単純作業が好きな人
- 作業場所を確保できる人
- 隙間時間に働きたい人
単純な作業を苦痛に感じることなく進められる人は、副業に内職を選ぶと良いでしょう。
内職バイトは面接がある?
内職バイトには基本的に面接があります。しかしここ数年は、面前だけではなく、オンラインや電話で実施されるケースも多くなっています。
隙間時間に在宅でできる副業の内職をしよう
在宅でできる内職の副業は袋詰めから筆耕まで、さまざまな種類があります。内職は好きな時間に自宅で稼げるメリットがある一方で、アルバイトと違い大きな額を稼ぎにくい点がデメリットとして挙げられます。なかには、初期費用投資が必要な悪徳目的の案件があるので、応募内容をしっかり確認することが大切です。自分にあった内職を見つけて、隙間時間を有効活用しましょう。