不労所得の種類とは?おすすめの手法一覧や注意点、初心者が稼ぎやすいジャンルも
不労所得とは、何かの権利や状態を維持・管理することで継続的に得られる所得のことです。家賃収入や株主優待などの種類があります。この記事では、不労所得の種類とその特徴、メリットとデメリット、おすすめの手法、注意点について解説。あわせて不労所得以外でおすすめの副業も紹介します。
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不労所得とは何?種類とその特徴について
まずは不労所得がどのようなものか見ていきましょう。不労所得の種類とその特徴についても紹介します。
不労所得とは?
不労所得とは、不動産の家賃や株の配当など、何かの権利や状態を維持・管理し継続的に得られる所得のこと。なかには不労所得のみの収入で生活している人もいます。たとえ少額であっても、給与以外の収入源があるため経済的にゆとりができ、心に余裕が生まれます。
老後の資金にもなり得る不労所得ですが、仕組みを知り、自分で作らなくてはいけません。さまざまな不労所得の中から、自分の状況にあった方法を見つけることが大切です。
不労所得の種類と特徴
不労所得にはさまざまな種類があります。今回は不労所得で人気ランキング上位のものから、おすすめの種類をいくつか紹介します。
種類 |
特徴 |
不動産投資 |
所有しているマンションやアパートなどの不動産を貸し出し、家賃収入を得る |
駐車場・ コインランドリー経営
|
私有地に駐車場やコインランドリーを設置し利用料を得る |
自動販売機・ コインロッカーの設置
|
私有地に自動販売機やコインロッカーを設置し利用料を得る |
シェアリングサービス |
有している自動車や空き部屋などを第三者に貸し出し利益を得る |
株主優待 |
株を購入した際に得られる商品やサービスがある |
株式の配当金 |
企業が発行する株式を売買して得た利益 |
債権の利息 |
国や企業が発行する債券を購入し、満期に受け取る利益 |
預貯金の利子 |
金融機関に預けたお金に発生する利子・利息 |
著作権使用料 |
第三者が音楽や動画などの著作物を使用した際に発生する利益 |
印税収入 |
出版した書籍や電子書籍が購入された際に受け取れる一定の印税 |
投資信託 |
運用した際に得られる利益 |
FX |
日本円で外貨を購入した際に得られる利益 |
暗号資産 |
仮想通貨の売買で得られる利益 |
アフィリエイト収入 |
WEBサイトに企業の広告を掲載し得られる利益 |
データ販売 |
自分で撮影した写真や動画などのデータを権利ごと販売し利益を得る |
おすすめの不労所得の種類一覧
さまざまな不労所得の中から、サラリーマン・主婦・初心者別におすすめの不労所得を紹介します。
本業のあるサラリーマンは、手間のかからない資産運用が良いでしょう。
使っていない土地や不動産があれば、自動販売機やコインロッカーの設置、駐車場やコインランドリー経営などがおすすめです。
初心者の人は、専門家に相談や依頼ができるものや、専門知識を必要としないものから始めてみると良いかもしれません。
不労所得のメリット・デメリット
不労所得には、継続的に収入を得られる、経済的にゆとりができるなどのメリットがある一方で、必ずしも利益を得られるわけではないといったデメリットもあります。不労所得のメリットとデメリットを見ていきましょう。
不労所得のメリット
- 継続的に収入を得られる
- 経済的にゆとりができる
- 時間に余裕ができる
給与収入以外に、不労所得があれば経済的なゆとりが生まれます。働かずに得る収入のため、それまで仕事をしていた時間を家族と過ごしたり、趣味を楽しんだりする時間に当てられるでしょう。
不労所得の仕組みを作り上げれば、継続的に収入を得ることも可能です。そのため、病気やケガで働けない、老後の生活資金が溜まらないなどの心配も軽減されます。
不労所得のデメリット
不労所得の仕組みを作る際、多くのケースで初期費用やランニングコストなどの自己資金が必要です。また、株式や不動産投資の場合、必ず利益が生まれるわけではありません。株の暴落や入居者が見つからない場合は、収入を得られないばかりではなく、マイナスとなる可能性もあります。不労所得を始める際には、デメリットも知っておくことが大切です。
不労所得で稼ぐおすすめの手法
不労所得でまとまった金額を稼ぐためには、目標金額とコストを逆算し取り組む必要があります。ここでは、月5万円と月10万円稼ぐ方法を紹介します。
不労所得で月5万円稼ぐ手法
不労所得で月5万円ほど稼ぎたい場合は、アフィリエイトがおすすめです。先述したように、アフィリエイトとはWEBサイトに企業の広告を掲載し得られる利益のこと。初期費用やランニングコストが少なく、売上がそのまま収入となる場合もあります。アフィリエイト報酬が1万円×5本/月であれば、月に5万円の報酬です。
ただし、非承認となる可能性もあるため2~3本ほど多めに成約しましょう。ブログやSNSのアクセス数が安定すれば、月5万円ほどの不労所得が見込めます。
不労所得で月10万円稼ぐ手法
不労所得で月10万円稼ぎたい場合は、不動産投資がおすすめです。専門業者に管理委託すれば、自分で働く必要もなくなるため、不労所得の中でも人気があります。
不動産投資は、毎月の家賃収入から修繕費、ローンの返済など毎月の支払いを引いた額が収入になります。月1万円の物件を10戸所有するよりも、月3万円を3戸+月5万円を2戸のように、複数の物件を所有しリスクを分散させるようにしましょう。
不労所得を得る前に知っておきたい注意点
不労所得にも税金がかかったり、年収によって確定申告が必要だったりします。不労所得を得る前に注意点をしっかりと押さえておきましょう。
本職の就業規則を確認する
本業がある場合は、不労所得が副業となるため就業規則を確認しておく必要があります。会社によっては副業を禁止している場合もあるため、後からバレてトラブルにならないよう注意しましょう。
なお、公務員は副業が禁止ですが、条件をみたせば不動産投資などできるものもあります。不労所得を始める前に確認しておくと安心です。
不労所得にかかる税金がある
不労所得には、不動産所得や事業所得、配当所得、利子所得などの税金がかかります。
不動産所得 |
不動産収入に対する税 |
事業所得 |
駐車場経営やコインランドリー設置などの事業収入に対する税 |
配当所得 |
受け取った配当金に対する税 |
利子所得 |
預貯金などの利子に対する税 |
不労所得が20万円を超える場合は確定申告をする
給与以外の所得が20万円を越えた場合は確定申告が必要です。申告年度の翌年2月16日~3月15日の間に、申告書の提出から納税までを済ませましょう。所得税の申告が必要ない場合でも、住民税の申告は必要です。
詐欺などの勧誘に注意
SNSなどで見かける「誰でも簡単に高額報酬が稼げる不労所得」などは、詐欺の可能性が高いため注意しましょう。特に初心者の場合、知識不足から安易な言葉に騙されてしまう可能性が高くなります。簡単に高額報酬が手に入る訳ではありません。少額でも長期的に安定した収入を継続できるよう、魅力的な言葉に惑わされないように注意してください。
不労所得以外でおすすめな副業の種類
自宅にいながら、自分の好きなことをして稼ぐ人もいます。最後に不労所得以外で、おすすめの副業を5つ紹介します。
Webライター
Webライターとは、Web上に掲載される記事を執筆する仕事です。パソコンがあれば、自宅で好きな時間に稼げます。単価は1文字0.1~3円ほどですが、継続案件を獲得できれば長期的に稼げます。文章を書くのが好きな人におすすめです。
ハンドメイド物販
ハンドメイド物販とは、自分で作成したアクセサリーや洋服、バッグなどを販売し利益を得る仕事です。出品先は、ハンドメイド専用サイトがおすすめ。商品代金から材料費と販売手数料を引いた金額が報酬になります。
イラスト・写真販売
自分で描いたイラストや、撮影した写真を販売する仕事です。イラストを描いたり、写真を撮ったりするのが好きな人なら趣味の延長で始められます。単価は1枚当たり数十円~数千円ですが、サイトを経由して販売する場合は販売手数料がかかります。
インスタ運用
インスタを運用し報酬を得る仕事です。インスタでは、不労所得のアフェリエイトができます。ハンドメイドやイラスト・写真販売をしている人は、インスタのアフェリエイトを活用すれば売上増加にもつながるでしょう。
企業の商品やサービスをインスタのアカウントで宣伝し報酬を受けるPR案件もあります。PR案件の報酬は、1投稿あたりフォロワー数×1円もしくは1投稿あたり5,000~数万円が相場です。
SNS運用代行
企業やお店の代わりにSNSを運用する仕事です。SNSの更新やダイレクトメッセージの返信、コンテンツの作成などを企業やお店の代わりに行うことで報酬を得られます。報酬の相場は月に2,000円~3万円ほどです。
不労所得の種類を知り、自分に合う方法で収入を得よう
不労所得の種類には、家賃や駐車場などの収入だけではなく、投資信託や株主優待、印税収入や著作権使用料もあります。ただし、不労所得に興味を持つ人は多いため、「必ず儲かる」「元本は保証する」などの誘惑で勧誘する詐欺案件も多くあります。不労所得の仕組みを理解し、目的や期間を明確にし、自分に合った不労所得を選びましょう。