こんにちは、バズカレッジ編集部のかずきです!
皆さん、お盆が終わりましたが何か楽しいことはありましたか?
私は実家の物置部屋を掃除しました!
ゴミがウジャウジャ出てくる。
エアコンがなくて大汗をかく。
干からびた虫が出てくる。
・・・といった感じで、年末の大掃除よりも手強かったです。笑
「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉がありますが、部屋の状態は心の写し鏡です。
散らかった環境下では、発想や思考が乱れ、集中力が低下するため、仕事をする前に身の回りの環境を綺麗にするのはオススメです!
というわけで今回は、SNS界の「汚部屋掃除」のプロフェッショナルにお越しいただきました!
8月17日の大阪勉強会では、「ゆきへい夫婦 | 息子に継がせない汚部屋DNA」さんをお招きして、
というテーマで講義していただきました。
ゆきへい夫婦さんは、汚部屋の掃除方法や片付け、暮らしのDIYなどを発信している、フォロワー4.9万人のインフルエンサーさんです!
汚部屋掃除系と聞くとニッチジャンルに聞こえなくもないですが、ここ1年で急激に発信者が増えきたとゆきへい夫婦さんは言っていました。
そんなライバルが多い環境でフォロワーを増やした手法について紹介していただきました。
この記事では、「ゼロからリール投稿でアカウントを伸ばしたい人」に焦点を絞って特に重要だと感じた3つのポイントをシェアしたいと思います!
ゆきへい夫婦 | 息子に継がせない汚部屋DNA
前述した通りゆきへい夫婦さんは、汚部屋の掃除方法や片付け、暮らしのDIYなどを発信をしています。
インスタのフォロワー数は運用開始からわずか10ヶ月で4.9万人を達成。
投稿したリール動画の再生回数は、驚異の1500万回再生超え。
他にも100万回再生を超えるリール動画を14本以上連発するなど、折り紙付きの実績を持っているゆきへい夫婦さん。
ゆきへい夫婦さんの実績
- インスタ運用8ヶ月目で収益化7桁達成
- アフィリエイトで月100万円達成
- 再生数収益、PR案件、その他コンサルでも収益化
- SNS総フォロワー数13万人以上
多くの実績をお持ちのゆきへい夫婦さんですが、現在に至るまでに様々な苦悩があったとのことでした。
アカウント運用当初は、「120日後に息子のXmas会をする汚部屋住み夫婦」という名前で発信を始めたとのことでした。
しかし、60日間で毎日投稿して増えたフォロワーはわずか100人ほど。
あまりの伸びなさに、運用開始60日で挫折したみたいです。
そんな中、同時期に始めたTikTokでは、全く同じ投稿内容にも関わらず、運用開始23日目で約3万人のフォロワーがいる状況だったそうです。
同じ運用にも関わらず、
- ・伸びないInstagram
- ・伸びたTikTok
不思議に思ったゆきへい夫婦さんは、今までの投稿をすべて削除。
別のスマホを用意し、0からアカウントを作成して再スタートを切ったとのことでした。
投稿がバズる=成功ではない
突然ですが質問です。
「バズったら成功できる!!」と、思っていませんか?
結論からいうと、「バズと成功は=」ではないんです!
投稿がバズる
↓
リーチが増えるため、プロフアクセスの総数が増える
↓
フォロワー獲得の機会が増える
この構図が一般的と考えていましたが、数多のバズ投稿を量産しているゆきへい夫婦さんだからこそ、辿り着いたリール投稿の本質は目からウロコでしたね。
私はこれを聞いてバズに対する考え方が180度変わりました。
ということ。
とはいえ、冷静に考えてみるとめちゃくちゃ的を得ていると思いました。
中身のない投稿をしていたら、「この人の他の投稿を見てみたい」とならず、ファンどころか、フォロワーも増えてくれませんね。
①自分にしかできない「唯一無二のアカウント」の作り方
結論、ライバルが多いインスタ市場で成果を上げる方法は、「唯一無二のアカウントを作ること」です。
「差別化してライバルと被らないアカウントを作成しないと、、、」
ちなみにこれは半分正解で半分間違いなんです。
その上で重要なことが「守・破・離(しゅ・は・り)」という概念。
- 守:基礎の型を守り反復する
- 破:学んだ型にアレンジを加える
- 離:独自のスタイルを確率する
守破離とは、上記の内容の通りで、基礎を真似て、アレンジを加え、独自のものにするという考え方。
そして、インスタにおいてはこの守破離がめちゃくちゃ肝心になってくるので、一つずつご紹介します。
「守」:TTPして基礎を身につける
投稿作成を料理と考えてみてください。
一つ例をあげると、あなたがシェフで料理を作るとします。
その場合、当然のように受けた注文に対して、"レシピ通りに料理を作る"と思います。
しかし、レシピを見ずにイメージで作ってしまった場合どうなるでしょうか?
お客さんが注文した料理とは別のものができてしまうかもしれませんね。
簡単にいえば、
お客さんが欲しかった料理を提供できていないことになるし同時に信用も減りますよね。
何が言いたいかというと、、、
インスタでこれやっている人がめちゃくちゃ多いんですね。
たとえば、ユーザーが欲しい情報ではなく、自分が発信したい情報を発信しているパターン。
これはもう最悪です。
仮にその投稿が見られてもフォロワー転換に繋がらないし、エンゲージメントに繋がる事もありません。
そうならないために、、、
初めはTTP(守)を徹底して、
など、ライバルの良い部分をとにかく真似て盗んで経験を積むことが重要とゆきへい夫婦さんは言っていましたね!
徹底的に模写する方法と順序
- ①:参考リールを画面録画する
- ②:CapCutにアップロードする
- ③:カット毎に分割をする
- ④:オーバーレイとスプライスをする(参考リールを透明化させ、自分が撮影した素材と比較する)
- ⑤:倍速で速度を合わせる
例①:複数の参考リールを混ぜる
- 「台本」を真似る大掃除5選のリール動画を参考にする。
- 「画角」を真似る大掃除7選のリール動画を参考にする。
- ネタを真似る5選、7選以外の投稿からネタを探す。
- 「冒頭のフレーズ」を真似るさらに別の投稿で見つけた、指を止めてしまいそうな言葉を、ピックアップする。
例②:結果は同じで過程を変える
- バズっている投稿ネタを見つける。例:電子レンジの掃除方法がバズっていた。
- バズっているネタの結果を真似する。例:電子レンジが綺麗になるという結果を真似る。
- 過程を別の内容にする例:クエン酸を使った掃除方法を重曹を使ったものに変更する。
運用序盤は「模倣+工夫」をすることで、より運用がしやすくなります。
「破」:基礎に基づいた個性を出す
「守」で投稿を模写し、編集能力や伸びている投稿が、どのような投稿でどんな撮影をしているのかが研究できたら、次は「破」に進んでいきましょう!
あなた個人の経験を共感に変えていき個性を出す上で、自身の悩みやあるあるネタをTTPしたものに混ぜて、共感される投稿を意識しましょう。
投稿の企画内容
- 業務スーパーの商品紹介
- 業務スーパーで非常食が揃う
- 非常食の値段と味について
- 消費期限が1年以上のもの限定で紹介
しかし、これだけの内容だと、ただの情報だけになってしまうため、簡単に真似されてしまう投稿になってしまうとのことでした。
そこでゆきへい夫婦さんは、差別化のポイントとして、具体的な経験や思い、つまりは「1次情報」を入れることで、ライバルが真似できないオリジナリティー溢れる投稿を作成しています。
[1次情報の例]
- 阪神淡路大震災で被災した経験がある
- 被災時、甘い食べ物を親がくれて安心した
- 子供のために甘味を用意したい
「離」:唯一無二=自分のビジョン
あなたの過去の経験や具体的なエピソードを元に、経験から得た考え方を発信する。
現在取り組んでいることを投稿にし、将来なりたい姿や目標に向かう姿を見せる。
②内容が伝わるリールの構成とは?
PREP法とは?
- Point:結論
- Reason:理由
- Example:具体例
- Point:結論
上記の頭文字を取ってPREP法と呼び、これになぞってリールの構成を作成することで、説得力のあるリール動画を作ることができます。
【Point=結論】インパクト×全体像で結論を表現する
リール投稿は冒頭で全てが決まります。
いかに「インパクト=常識破壊」を出しつつ、全体像(結論)を紹介するかがリール攻略の鍵になってきます!
たとえば、学校で定期テストに向けて授業を受けているとします。
あなたは、良い点数を取るために真剣にノートを取っている時に、
「メモは取らないでください!!!」
と、突然言われたらどうですか?
リール投稿を分解すると...
- 1カット目:メルカリの販売ページ出品した商品が売れなかった様子
- 2カット目:大量のプラレール×逆再生プラレールが袋に戻っていく様子でインパクトを表現
- 3カット目:出品の準備出品を再度行う様子を見せ、投稿の全体像(結論)を提示する
この冒頭2.1秒の間で何を伝えるのか、全体像を見せ視聴者に理解してもらうことが重要とゆきへい夫婦さんは言っていました。
【Reason=理由】深く刺さる悩みで共感を得る
リール投稿は「悩みの解決」を軸に組み立てていくものです。
だからこそ、投稿の題材(ネタ)にする悩みの共有はとても重要です。
また、その悩みに共感してもらわなければいけないんですね。
たとえば、洗面台のニオイが気になるという狭い悩みに対して、どこから匂っているかわからないという共感要素を入れる。
というように、深く狭い悩みと共感を持たせながら台本を組み立てていくと良いです。
【Example=具体例】具体例を入れる
ここでは悩みに対する解決策を具体例を用いて提示することが重要です。
前述した、洗面台のニオイが気になるという悩みに対しては、パイプユニッシュを使うことでその悩みを解決できますよ、と提示してあげれば良いだけの話です。
とはいえ、正直これだけでは商品は売れないです。
なぜなら、ライバルも全く同じことをしているからです。
【Point=結論】再度、結論を述べる
リール動画の最後では、再度、結論を言いましょう。
投稿において伝えたいメッセージを確実に伝え切ることがポイントです。
③視聴維持率をあげる2つの施策
ゆきへい夫婦さん曰く、PREP法を応用することで視聴維持率が飛躍的に上がるとのこと。
施策①:離脱を促すP
まず最初に上記画像の右側のグラフをみてください。
グラフが右肩下がりになっていますよね。
これは動画の途中で興味がなくて離脱していることを表しています。
リール動画が試聴されたのであれば、視聴率は横ばいを維持し最後まで視聴してもらう必要がありますよね。
そうすることで、自身の投稿に興味がないユーザーに対してレコメンド(おすすめ)させるのを防ぐことができるとのこと。
たとえば、あなたが旅行好きだとして、料理のリール動画を視聴したとします。
するとインスタグラムが類似ユーザーにもその投稿を拡散開始、、、
結果的に視聴率がグラフのように低下してしまうのです。
旅行系の投稿なら冒頭に旅行シーンを、料理系なら料理の完成シーンを表示する。
「動画冒頭で何についての投稿をするのかを明確にしつつ、全体像を見せること」を意識してみましょう!
結果、冒頭で興味の無いユーザーが離脱することで、視聴維持率が上がっていきます。
施策②:離脱を避けるP
上記画像の左側をみてください。
注目して欲しいのはグラフの一番最後です。
視聴率が一気に下がっていますね。
動画の最後に「保存して真似してな」という言葉があったからです。
終了3秒の離脱率を上げてしまう可能性があるため、フォロー訴求などは必ずしも入れる必要はなく、離脱ポイントを作らないことも重要です!
勉強会の後は居酒屋で懇親会を開催!
勉強会のあとは、近くの居酒屋で懇親会を開催しました。
今回は、ゆきへい夫婦さんも参加してくださり、席を回ってさまざまなアドバイスをしていただきました。
懇親会では、勉強会ではできなかった、個別での質問もできるので、オフの場にくるからこその利点があります!
最後に
最後に、今回の勉強会で改めて感じたことをシェアします。
それが、
インスタ運用も仕事やバイトも本質は全く一緒
ということ。
たとえば、あなたが新しい仕事に就いたときの事を思い出してみてください。
まずは上司や先輩から教わったことや会社のマニュアルなどを完全に模倣しませんでしたか?
そして、ある程度仕事に慣れてきたら、自分のやりやすい方法を踏まえて、業務効率化を図っていく。
最終的には、自分だけの仕事の方法を発見し、自分が部下のお手本になっていくと思います。
この本質はインスタも全く同じです。
- まずは伸びているアカウントの投稿をTTP(徹底的にパクる)すること
- 慣れてきたら自身の過去の実体験や経験をTTPした投稿に織り込む
- 現在取り組んでいることを投稿にし、将来なりたい姿や目標へ向かう姿を見せることで、唯一無二を作り上げていく。
まさに「守破離」そのものですよね。
PREP法や視聴維持率を上げる施策に関しては、あくまでも自分の伝えたい内容をより的確に伝達する手段に過ぎません。
あなたが運用しているアカウントは参考となるアカウントを完全再現できていますか?
もしできていなければ、画角や光、構成など含めて、再度、見極めてみてください!
これをするだけでも、ライバルと雲泥の差を作ることができます!
ぜひこの記事を何度も読んで、守破離に対する解像度を上げて、自分のモノにしていきましょう。