【最新】YouTubeを収益化するには?条件や収入を得る方法を解説
広告収入やライブ配信など、YouTubeの収益化にはさまざまな方法があります。近年では初心者でも動画作成がしやすくなりましたが、YouTubeの収益化を狙うにはコツを押さえるのが大切です。YouTubeの収益化について、収入の目安や収益化の条件、収入を得るための具体的な方法を解説します。
・この記事の情報は執筆時点のものです。
・表示画面・操作方法は、OSやバージョンで異なる場合があります。
YouTubeの収益化はパートナープログラムへの参加が基本
YouTubeで収入を得る基本的な方法は、パートナープログラムに参加して収益化機能を利用することです。パートナープログラムへの参加申請が承認されると、以下の収益化機能が使えるようになります。
<機能>
- 広告収益
- スーパーチャット
- メンバーシップ
- ショッピング
- YouTube Premiumからの収益
パートナープログラムへの参加申請をすると審査が行われるため、すぐに収益化できるわけではありません。審査期間は、最長で1ヵ月以上かかる場合もあります。パートナープログラムを利用した収益化や、その他の方法は後ほど詳しく紹介します。
YouTubeでの収益の目安
チャンネル登録者数 |
収益の目安 |
1,000人 |
2,000円〜30,000円 |
5,000人 |
30,000円〜100,000円 |
10,000人 |
50,000円〜200,000円 |
100,000人 |
500,000円〜3,000,000円 |
ただし、収益化は動画のジャンルや投稿頻度によっても差が出るので、正確な収入を知るのは難しいのが現状です。収入の計算をするサイトもありますが、あくまで参考程度と考えておきましょう。お金の受け取り方には銀行振り込み、小切手、電信送金といった複数の種類がありますが、日本在住なら銀行振り込みが一般的です。
YouTubeで収益を得るための5つの条件
YouTubeのパートナープログラムを利用して収益を得るには、チャンネル登録者数や再生時間といった条件をクリアする必要があります。すぐに収益化するのは難しいかもしれませんが、コツコツと動画を投稿して条件達成を目指してみてはいかがでしょうか。
条件① チャンネル登録者数
必要なチャンネル登録者数は、収益化機能によって異なります。
機能 |
登録者数 |
メンバーシップ・スーパーチャット・ショッピング |
500人以上 |
広告収益・YouTube Premiumの収益 |
1,000人以上 |
視聴者の興味を引く動画を作成して、登録者数を増やしましょう。収益を増やすコツは後ほど紹介します。
条件② 再生時間
公開した動画の総再生時間も収益化機能によって条件が異なります。
機能 |
条件 |
メンバーシップ・スーパーチャット・ショッピング |
・直近12ヵ月の総再生時間が3,000時間以上 ・または、ショート動画の総視聴回数が直近90日間で300万回以上
|
広告収益・YouTube Premiumの収益 |
・過去365日間の総再生時間が4,000時間以上 ・または、ショート動画の過去90日間の視聴回数が1,000万回以上
|
なお、非公開の動画や有効ではない動画と判断されたものは、再生時間に含まれません。
条件③ 動画本数
メンバーシップ・スーパーチャット・ショッピング機能の利用は先述した条件に加えて、直近90日に投稿された動画が3本以上必要です。動画の作成や投稿を積極的に行いましょう。
条件④ AdSenseアカウントの取得
広告収益を得るためには、AdSenseアカウントが必要です。AdSenseアカウントは、Googleが提供するオンライン広告プラットフォームで、利用するとウェブサイトやYouTubeの動画に広告を表示できるようになります。この広告の表示回数やクリック数に応じた収益が発生します。AdSenseアカウントを作成して収益化できるのは18歳以上ですが、保護者がいれば未成年でも申請が可能です。
条件⑤ 収益化ポリシーの遵守
上記の条件だけではなく、YouTubeのチャンネル収益化ポリシーやガイドラインを遵守するのも大事です。審査時にはチャンネルが収益化ポリシーを遵守しているか、広告掲載に適しているかもチェックされます。
- 差別・中傷・アダルト・暴力的なコンテンツ
- 危険行為や薬物などの有害なコンテンツ
- スパム行為
上記のような違反内容を含まない健全なコンテンツであれば、基本的に問題はありません。内容によっては、チャンネルの停止や制限が課される可能性もあるので、コミュニティガイドラインを確認した上で動画を作成しましょう。
YouTubeを収益化する5つの方法
YouTubeの収益化のやり方には、広告やメンバーシップといったさまざまな方法があります。収益化の条件を達成したら、自分に合った方法を活用しましょう。
① 広告収入を得る
YouTubeの収益は広告主が支払う広告掲載料の一部が、動画配信者に支払われる仕組みです。広告にはいくつかの種類があります。
広告の種類 |
特徴 |
インストリーム広告 |
・動画の冒頭や途中に自動で挿入される ・再生回数に応じて収益が支払われる
|
バンパー広告 |
・スキップできない6秒以内の動画広告 ・表示される度に収益が発生する
|
インフィード広告 |
・YouTubeの検索結果や関連動画一覧に表示される ・クリックされると収益が発生する
|
メインとなるのはインストリーム広告やバンパー広告で、1再生あたりの単価は0.05円~1円です。ですが単価にはばらつきがあり、ジャンルによっても異なります。
<高単価>
- 情報発信・ビジネス
- 美容
- 健康・フィットネス など
<低単価>
Googleのメイン収入源は広告であるため、広告収入機能がすぐになくなることはないでしょう。ただし単価が変動する可能性はあるので、他の収益化の方法も考えておくのがおすすめです。
② ライブ配信で収入を得る
YouTubeのライブ配信には3つの投げ銭機能があります。
- スーパーチャット(通称スパチャ)
- スーパーステッカー
- スーパーサンクス
スーパーチャットとスーパーステッカーは、ライブ配信中にのみ使用が可能です。一方でスーパーサンクスは投稿済みの動画に使用できます。また投げ銭機能の上限は1日50,000円です。すべてが収益になるのではなく、YouTubeに対して3割の手数料が発生します。
③ メンバーシップ機能を利用する
メンバーシップとは月額料を支払ってクリエイターを支援する機能で、チャンネル登録者が500人以上になると利用が可能です。視聴者はメンバーシップに入ると、メンバー限定動画や限定ライブ配信、専用の絵文字の特典を受け取れます。根強いファンを獲得すると、直接的に収入が得られるでしょう。
④ YouTubeでグッズを販売する
YouTubeのショッピング機能を利用した、オリジナルグッズ販売による収益です。ショッピング機能は、チャンネルページや概要欄に配置できます。オリジナルのTシャツやステッカーを作ってみてはいかがでしょうか。
⑤ YouTube Premiumからの収益を得る
YouTube Premiumを定期購入しているユーザーが動画を視聴した場合、料金の一部を収益化できます。YouTube Premiumとはバックグラウンド再生ができたり、広告なしで動画再生ができたりするサービスです。ユーザーの再生回数や時間に応じて、クリエイターに収益が分配されます。
YouTubeを収益化する3つのコツ
ただ動画を投稿するだけでは、YouTubeでの収益化は難しいかもしれません。視聴者の興味を引く動画を作ったり、コミュニケーションを積極的にとったりしましょう。YouTubeで収益を増やすコツを紹介します。
① 視聴者の興味を引く見せ方をする
再生回数を増やすために、動画の構成を工夫しましょう。テロップの使用や適度なカットなど、視聴者の見やすさを意識して作成すると、動画の伸びが変わります。
また、動画を視聴してもらうためにはサムネイル画像も重要です。ユーザーはサムネイルから動画を視聴するか判断します。思わずクリックしたくなるサムネイルを作成して、動画を見てもらえるように工夫することがポイントです。
② 検索流入を意識する
適したキーワードを選定すると、動画が検索されやすくなったり、上位に表示されやすくなったりします。さらに、Googleの検索結果に動画が表示される可能性もあります。特に設立したばかりのチャンネルは、設定するキーワードを意識しましょう。
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを活用して、フォロワーをYouTubeへ誘導するのもおすすめです。
③ 視聴者とコミュニケーションをとる
YouTubeのコメント返信機能を使って、視聴者との交流を図りましょう。積極的にコミュニケーションをとると、身近に感じてもらいやすくなります。チャンネルへのエンゲージメントを高めるのにも効果的です。関連動画に多く表示されるようになるので、再生回数の増加にもつながります。
YouTubeの機能以外で収益化をする方法
YouTubeの収益化機能を使用せずに収入を得る方法もあります。
<アフィリエイト>
- 製品やサービスのリンクを動画の説明欄に設置し、視聴者がリンクを経由して購入すると収益が発生する
<スポンサー提携>
- 提携する企業の商品を宣伝することで、スポンサー料を受け取れる
<クラウドファンディング・ファンファンディング>
自分に合う方法でYouTubeの収益化を目指そう!
YouTubeを収益化するためには、いくつかの条件を達成する必要があります。視聴者の興味を引く動画作成や検索流入を意識すると、収益化に近づけるでしょう。
なおInstagramやX(旧Twitter)など、他のSNSでも収益化は目指せます。詳しくは以下の記事を参考にしてみてくださいね。
インスタグラムの収益化については以下の記事で紹介しています。