Instagram(インスタグラム)の埋め込み方法3つ|メリット/デメリット、注意点も
Instagram(インスタグラム)をウェブサイトに埋め込みする方法は、公式サイトから行う他に、外部ツール、プラグインを使う方法の3つ。効果的に埋め込みをすれば、自分のアカウントの認知度が上がるなどのメリットがあります。本記事では、インスタグラムの埋め込み方法に併せて、メリットやデメリット、注意点を紹介します。
・この記事の情報は執筆時点のものです。
・表示画面・操作方法は、OSやバージョンで異なる場合があります。
Instagram(インスタグラム)の埋め込み機能とは?
インスタグラムの埋め込み機能とは、自社のウェブサイトなどにインスタグラムの投稿を表示できる機能のこと。投稿についた「いいね」や「コメント」などもそのまま表示され、閲覧者はインスタグラムのアプリやサイトを開かずとも、埋め込み投稿から直接リアクションを送れます。さらに埋め込み投稿をクリックすると、投稿者のインスタグラムのアカウントページに移動できる仕組みです。
インスタグラムをウェブサイトに埋め込みする3つの方法
インスタグラム投稿をウェブサイトへ埋め込む方法は、公式のHTMLコードを使う方法、外部ツールやプラグインを使う方法の主に3つあります。それぞれの特徴を理解して、うまく活用しましょう。
①【公式】HTMLコードで埋め込む方法
公式の方法としては、インスタグラムのウェブ版にログインし、HTMLコードを取得して埋め込む方法があります。埋め込み作業はスマホ・PCどちらでも行えますが、HTMLコードを取得できるのはウェブ版からのみで、公式アプリからはできません。
1.ウェブブラウザからインスタグラムにログインする
2.埋め込みたい投稿をクリックしてポップアップ表示する
3.画面右上の「…」をクリックし、表示されたメニューから「埋め込み」を選ぶ
4.「埋め込みコードをコピー」を押し、HTMLコードをコピーする
5.埋め込みたいウェブサイトのHTML編集画面を開き、表示させたいところにペーストする
埋め込みコードをコピーする際、「キャプションを追加」にチェックをつければ、キャプションごと掲載が可能です。
②外部ツールを使って埋め込む方法
外部ツールを使用すると、専門知識が必要な複雑な表示も簡単に行えます。例えば「EmbedSocial」というツールでは、指定したハッシュタグの投稿を集めたり、通常のフィード投稿以外にもリールやストーリーズを埋め込んだりできます。
他にも投稿を並べて表示するウィジェットを作成したり、デザインを変更したりできるツールもあるので、いろいろ探してみるのがおすすめです。ただし、なかには有料のものや無料版では機能が限られるものもあるため、よく確認してから利用するようにしてください。
③プラグインを使って埋め込む方法
ウェブサイトが簡単に作れるとして人気のCMS「WordPress」では、プラグインを使用してインスタグラムの埋め込みができます。インスタグラムの埋め込みプラグインは何個かありますが、「EmbedSocial」なら公式のHTMLコードを使ってシンプルに埋め込みができます。
また、「Smash Balloon Social Photo Feed」というプラグインを使えば、簡単な操作でデザインの変更が可能に。無料版でも投稿数や表示順、大きさの設定ができ、有料版ではストーリーの表示やレイアウト変更まで行えます。
インスタグラムを埋め込みするメリット/デメリット
ウェブサイトにインスタグラムの埋め込みをすると、フォロワー増加や購買促進につながるのがメリット。一方で、ページの表示に時間がかかるなどのデメリットもあります。メリットとデメリットを押さえて効果的に埋め込みをしましょう。
メリット①フォロワーを増やせる
ウェブサイトにインスタグラムの埋め込みを行うと、訪問したユーザーにインスタグラムアカウントのアピールができ、フォロワーの増加につながります。ウェブサイトにSNSアイコンを設置している例は多いですが、それではなかなかクリックするまでに至りません。埋め込みをすれば投稿の内容が表示されるので、興味を持ってもらえる可能性が高くなります。魅力を感じてもらえたら、フォローしてもらえる確率がアップするでしょう。
フォロワーを増やす効果的な方法については、こちらの記事でも紹介しています。
メリット②口コミをウェブサイトに掲載できる
ウェブサイトに埋め込みをする大きなメリットとして注目されているのが、UGCを活用できる点です。UGCとはユーザーの手によって生み出されたコンテンツの総称で、代表的なものはネット上の口コミや商品レビューです。
例えばインスタグラム上で自社商品の感想を募り、ハッシュタグで投稿を集めて埋め込みをすれば、広告の代わりになります。簡単に自社商品をアピールでき、購入の促進につながると期待されています。
デメリット①表示までに時間がかかることがある
インスタグラムを埋め込むと、ウェブページの表示速度が遅くなることがあるのが難点です。ページが表示されるまでに時間がかかると、ユーザーがサイトから離脱してしまう可能性があります。さらに表示までに時間がかかるサイトは、Google検索で上位に表示されにくくなるといわれています。
むやみに大量に埋め込みするのは控えるか、サイトが重くならないよう考慮された専用ツールを使用するといった対策がおすすめです。
デメリット②手間がかかる
ウェブサイトにたくさんインスグラムの埋め込みをしたい場合、手間がかかる点もデメリットです。1投稿ずつ埋め込み作業をしたり、表示エラーになっていないかチェックしたりするのは時間がかかるもの。
また、インスタグラム側で投稿を削除すると、ウェブサイト上でも非表示になる仕様です。そのため埋め込みコードを削除したり、他のものに差し替えたりといった定期的なメンテナンスが必要になってきます。
インスタグラムを埋め込みする時の注意点
インスタグラムをウェブサイトに埋め込みする時は、著作権に注意をしましょう。また一部埋め込み不可の投稿もあるので、チェックしておいてください。
他人の投稿を埋め込む場合は著作権に注意
インスタグラムに公開されている投稿は、基本的にすべて埋め込み作業自体は可能ですが、他人の投稿を埋め込む時は著作権に要注意。インスタグラム投稿の著作権は、投稿主が持っています。インスタグラムの公式でも、「画像の埋め込み機能を使って、他人の投稿を無断で掲載すると著作権侵害になる」と公表しています。そのため、許可無しでは他人の投稿を埋め込んではいけません。
他人の投稿を埋め込みたい場合は、マナーとルールを守り、必ず投稿主に許可を取るようにしましょう。著作権を侵害しないための注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています。
埋め込みできない投稿もある
インスタグラムでは仕様上、以下のような投稿は埋め込みができないので覚えておきましょう。
非公開アカウントとは、フォロワー以外は閲覧できないように設定されているアカウントのこと。非公開アカウントはメニューに「埋め込み」ボタンが実装されておらず、自分の投稿であっても非公開にしていると埋め込みできません。
ストーリーズは24時間で自動的に削除されるので、性質上埋め込み不可です。どうしても埋め込みたい場合は、ストーリーズの埋め込みが可能な外部ツールを使用するか、埋め込みたいストーリーズを保存してフィード投稿し直してから埋め込む方法があります。
インスタグラムの埋め込みを活用して認知度を上げよう
インスタグラムの埋め込みは、公式のHTMLコードを使用する他、外部ツールやプラグインを利用すれば自由にデザインが可能です。ウェブサイトに効果的に埋め込みを行うと、フォロワーの増加や購買率のアップにつながるでしょう。デメリットや著作権には注意しつつ、手軽なインスタグラム運用の1つとして取り入れてみてください。