【初心者向け】今おすすめのSNSとは?種類と特徴、運用開始までのステップを解説
SNSは初心者だけど、運用に興味がある…という人も多いでしょう。SNSは種類によって特徴や得意な分野が異なるため、まずはそれぞれの特徴についてよく知ることが大切です。そこで今回はSNS初心者に向け、今人気の高いおすすめSNSやその特徴、実際に運用を始めるまでのステップなどを解説します。
・この記事の情報は執筆時点のものです。
・表示画面・操作方法は、OSやバージョンで異なる場合があります。
SNSとは?
SNSとは「ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)」の略称で、インターネット上に存在するコミュニティサイトのことです。情報の閲覧、情報の発信、ユーザーとのコミュニケーションなどが可能。個人が趣味目的で行うだけではなく、事業者がビジネス目的で運用することもあります。
初心者におすすめのSNSは?特徴と向いている人
初心者がSNSを始めるなら、まずは代表的なSNSの種類や特徴などを押さえましょう。ここでは、特に知名度の高いSNSの特徴や向いている人などを紹介します。
Instagram(インスタグラム)
<特徴>
画像や動画をメインに投稿できるSNSです。ビジュアル的な訴求力が強く、「インスタ映え」という言葉が生まれるほどです。若者から30・40代までくらいを中心に人気が高く、流行のきっかけになることも多々あります。複数の画像・動画をスライドショーのようにまとめるストーリーズ機能やライブ配信機能、ショッピング機能など機能が多彩なこともポイントです。
<向いている人>
投稿のビジュアルにこだわりたい人、新しい情報を発信・収集したい人。
<初心者向きか?>
SNS初心者も数多く利用しています。アカウント作成や投稿は難しい操作はなく、簡単に行えます。
X(旧Twitter)
<特徴>
つぶやきのような短文を投稿するSNSとして誕生しました。投稿に文字数制限があり、無料版140文字以内、有料版10,000文字以内です。画像も動画も投稿できます。拡散力が非常に強いことも特徴です。
<向いている人>
短文での表現が得意な人、バズりたい人。
<初心者向きか?>
SNS初心者の利用者も多くいます。短い文章でサッと投稿できて簡単なので、ビギナーにとっても使いやすいでしょう。
TikTok
<特徴>
短い動画を投稿するSNSです。音楽に合わせて踊る動画や、BGMを流しながら何かに挑戦する動画などが多く見られます。踊ってみた動画は話題を呼ぶことが多く、TikTokで注目を浴びたことがきっかけでヒットした楽曲も多数。10~20代の若年層の間で特に人気があります。
<向いている人>
短い動画投稿がしたい人、動画の加工・編集が得意な人、バズりたい人。
<初心者向きか?>
投稿自体は特別難しいわけではありません。ただし動画投稿をするために、動画を撮影したり、加工・編集したりといったテクニックは必要です。
YouTube
<特徴>
動画の配信に特化したSNSです。性別や世代を問わない幅広いユーザー層も大きな特徴で世界的な人気を誇ります。さまざまな長さの動画投稿が可能で、60秒以内の動画を投稿するショート動画機能もあります。ライブ配信も可能です。放送局やテレビ番組・著名人などがYouTubeに公式チャンネルを持っているケースも多く見られます。なおYouTubeでの動画配信を生業とした「YouTuber」という職種も存在します。
<向いている人>
動画を発信したい人、長めの動画を発信したい人。
<初心者向きか?>
閲覧や他の動画へのコメントは容易です。チャンネルを開設し動画投稿するのは、SNS初心者にはややハードルが高いでしょう。
LINE
<特徴>
トークルーム内でコミュニケーションをとるSNSです。他のSNSと違い、LINEはトークルーム内にいるユーザー同士にしかメッセージが見えないのが大きな特徴。オープンチャット機能は、チャットルームに誰でも自由に出入りしてメッセージを送り合えます。チャットのようにコミュニケーションできる、メッセージの既読・未読がわかる、スタンプでリアクションできるなども特徴です。
<向いている人>
オープンな場以外でユーザーとやり取りしたい人に向いています。
<初心者向きか?>
電話やメールなどと同等に連絡ツールとして利用している人も多く、SNS初心者でも使いやすいです。
SNSを活用するメリット
続いて、SNSを活用する主なメリットを紹介します。次のようなメリットが自分のニーズと合致すれば、うまく活用できるでしょう。
手軽に情報発信・収集できる
SNSを使えば、ネットワークにつながるモバイル機器や電子機器があるだけで、誰でもいつでもどこからでも手軽に情報発信できます。SNS上での情報収集も簡単。SNSをきっかけにブームが発生することも。トレンド情報を押さえる目的でも有効です。SNSは世界中にユーザーがいるため、海外の情報もリアルタイムで得やすいでしょう。
さまざまな人とコミュニケーションできる
SNSはさまざまな利用者とコミュニケーションをとれることも大きなメリットです。ユーザー同士でリアクションやコメント、ダイレクトメッセージなどを送り合えます。またライブ配信といった一気に多くのユーザーと交流できる機会も。不特定多数のユーザーがいるので、リアルでは出会えない人達とも気軽に交流が可能です。
ビジネスツールとして運用できる
SNSは個人の趣味や楽しみだけではなく、ビジネスツールとして運用することも可能です。例えば個人・企業でアカウントを作成し、自分達の紹介や商品・サービスの宣伝を行い集客につなげるSNSマーケティングも叶います。
また、SNS運用で収益化に成功している人も多数。手法としてはSNS上での商品・サービスの販売やアフィリエイトなどが挙げられます。フォロワー数を多く獲得するとインフルエンサーとして認められ、企業からPR案件(商品・サービスを宣伝することで報酬をもらえるもの)が舞い込むこともあります。
SNSを活用するデメリット
SNSを活用する上ではデメリットについても理解が必要です。不用意な行動で思わぬトラブルに発展する可能性もあるので注意してください。
炎上リスクがある
SNSでの炎上とは、投稿が原因で多くの批判・中傷にさらされる状態をいいます。SNSは誰でも気軽に閲覧できることや拡散力の強さが魅力ですが、反面、炎上も爆発的な勢いで広がりやすいのです。
炎上してしまうと、アカウントの信頼性が失われたり、その後も炎上しやすくなったりと不利益を被るでしょう。また些細な情報から個人を特定されてしまうことも。自分の投稿はネットの不特定多数が見るのだと自覚し、不用意な投稿はしないことです。
情報の精査が必要
SNSは情報を正しく精査しなければいけない手間もデメリットといえます。SNSには無数の情報が溢れていますが、そのすべてが正しいとは限りません。間違った情報やデマもあるので、鵜呑みにすると思わぬトラブルに発展することも。どの情報が正しいのかしっかり見極め、ネットリテラシーを高めることが大切です。
初心者でもできる!SNS運用までのステップ
SNSは、楽しむだけではなくビジネスツールとして運用することで自身の所属する組織や運営しているサービスを紹介し集客につなげたり、自分自身がインフルエンサーになって収益を得たりすることも可能です。SNS運用自体は難しくなく、初心者でも行えます。運用までの基本的なやり方を5つのステップで紹介します。
1. SNS運用の目的を決める
最初に何のためにSNS運用を行うのか、運用の目的を明確にしましょう。SNS運用の代表的な目的は以下の通りです。
- 認知獲得
- ファンの育成(好意度の向上)
- 関係性の強化
大切なのは、フォロワー数やいいね数を増やすことだけを目的にしないことです。
2. ターゲットを決める
目的を明確にしたら誰に向けて発信するのか、ターゲットを決めます。ターゲット設定には、具体的な人物像を設定する「ペルソナ設定」が有効です。ペルソナとは、具体的な状況を想定して設定する架空のユーザー像。ターゲットを決めることで、投稿するコンテンツの方向性が定まります。
3. どのSNSを利用するか決める
運用するSNSは、前のステップで決めた目的とターゲットを元に決定します。SNSによりユーザー層や特徴は異なります。各SNSの特徴は、前述「初心者におすすめのSNSは?特徴と向いている人」参照してください。
4. SNSでアカウントを作成する
SNS決定後、アカウントを作成、アカウントの方向性を明確にして整えます。プロフィール作成やアイコンを設定し、情報発信を行う準備を進めましょう。プロフィールやアイコンが設定されていないと、ユーザーの印象に残らず成果が出にくいので注意です。
5. 実際に運用をスタートする
準備が整ったら、実際にコンテンツを投稿します。活用するSNSにより、テキストか、画像・動画で投稿するかが異なるので注意が必要です。ただし、ただ運用するだけで多くの人に見てもらえるわけではありません。多くの人が自分のアカウントや投稿に興味を持ってくれるよう、さまざまな工夫とともに運用を行いましょう。
SNSは初心者でも楽しめる!特徴を押さえて使いこなそう
SNSには複数の種類があり、それぞれ特徴や得意なこと、運用に向いている人などが異なります。SNSは初心者でも楽しむことができ、上手に運用すれば集客や収益獲得に繋げることも可能です。ただし上手に使うためには、自分の目的にマッチしたSNSを選ぶこと、SNS活用のメリット・デメリットをしっかり理解しておくことが大切。SNSについて詳しく知った上で、ぜひ実際にSNSを始めてみてください。