インスタグラムの暗黙のマナーやルールは?嫌われやすい投稿も解説
インスタグラムにはユーザー同士の円滑なコミュニケーションのために、暗黙のマナーやルールが存在します。楽しく利用するためにも、事前にそれらを把握しておくのが良いでしょう。今回はインスタグラム公式で定めているルールや、ユーザー同士でも役立つ暗黙のマナーを解説します。嫌われやすい投稿も説明するので、チェックしてみてください。
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インスタグラムが定める基本マナー&ルール
インスタグラムには、コミュニティガイドラインと呼ばれる基本のマナーやルールが存在します。インスタグラムを利用する際の参考にしましょう。代表的な5つを紹介します。
許可を得ている写真や動画を投稿する
インスタグラムは、自分が撮影した写真や動画を投稿する場所です。インスタグラムに投稿されているコンテンツは、投稿者のものとみなされます。インターネットから入手したものや転載したものを載せると、著作権や知的財産権などを侵害してしまうおそれがあるので注意しましょう。
センシティブな写真や動画の投稿は避ける
ヌードや自傷行為などの写真・動画は、不快に感じる人がいるため投稿を避けます。ただし風刺や教育などの場面では、このような投稿が認められる場合もあります。とはいえ、センシティブな写真や動画は、悪意がない場合でも削除される可能性があるため、基本的に投稿は避けるのがベターでしょう。
スパムなどの迷惑行為はしない
商業目的で同じコメントや投稿を繰り返すなど、他人に迷惑をかける行為はルール違反です。インスタグラムの中には、人為的に影響力のある人だと勘違いさせて、現金や現金同等物を提供してもらうように仕向けたり、有名人になりすましたり、詐欺行為を行ったりするアカウントも存在します。自分が意図しなくとも、それらと同じ迷惑行為と捉えられる可能性があるため、疑われる行為は避けましょう。
法律に触れる行いはしない
銃火器や医薬品など販売に規制があるものの使用や、手配を助長させる法律に触れる行為は避けます。インスタグラムを安全・安心のプラットフォームにするため、テロリズムや組織的犯罪の支援、有害な可能性のある活動は禁止されています。たとえ匿名で投稿できるインスタグラムでも、法律に則った使い方をしましょう。
誹謗中傷をしない
誹謗中傷を目的とした投稿やメッセージも控えましょう。人種や民族、国籍などを理由とした個人への攻撃や暴力は許されません。ただし、一般的に影響力のある人物については批判も含めた議論をする考えがあり、一般の個人と区別される傾向にあります。例外はありますが、お互いを尊重したコミュニケーションを取るように常に心がけることが大切です。
インスタグラムの暗黙のマナー&ルール
インスタグラムには、コミュニティガイドライン以外にも暗黙のマナーやルールが存在します。必ず守る必要はありませんが、知っていればユーザー同士でスムーズなコミュニケーションが図れるでしょう。
フォロー前にコミュニケーションを取る
相手をフォローする前に、一言メッセージを送るのが暗黙のルールとされています。無言フォローは相手に嫌われる原因にもなります。いきなり誰かわからない人からフォローされたら不審に思ってしまう人もいるため、フォローする前にフォローする理由や自己紹介などを軽く伝えておくと相手も安心するでしょう。
ただし、フォロワーが1,000人を超えたぐらいの有名人であれば、無言フォローでも構わないとされています。誰がフォローしたのか把握していないことも多く、メッセージを送っても見てもらえないことが多いためです。
知り合いは基本フォローバックする
面識のある人にフォローされたら、お礼にフォローバック(フォロー返し)をします。もしフォローバックがなければ、相手を不安にさせるかもしれません。本当に相手が嫌い、つながりたくないなどの理由がなければ、基本的にはフォローバックするのが暗黙のルールです。
どうしても知り合いにフォローされたくないときは、アカウント名を偽名にする、誰だかわからない写真をアイコンにするなどの対策をしてみましょう。
知らない人からフォローされたらお礼する
知らない人にフォローされたら、フォローバックや「いいね!」でお礼をしましょう。こちらから反応することで、新たな交友関係につながったり、相手からもリアクションがあるかもしれません。多くのつながりを得たい人は、普段からフォロワーの投稿に「いいね!」などで反応しておくと良いでしょう。
インスタグラムはこの暗黙のマナーが強い傾向にあり、反応がなければフォローを外されることもあるため、注意が必要です。
相手に確認してからタグ付けする
インスタグラムでタグ付けする際は、相手に確認してから行いましょう。タグ付けとは、写真に写っている人がわかるように、友達のアカウントを紐付けする機能です。第三者でもタグ付け機能から辿っていけば、該当アカウントへ飛べます。
タグ付けはフォロワーが増えるチャンスである反面、知らない人から絡まれるデメリットも。投稿内容によってはタグ付けされたくないと思う人もいるため、事前に相談しておくとトラブルを防げます。
インスタグラムでマナー違反になる行為
自由に写真や動画の投稿ができるインスタグラムでも、マナー違反になる行為はあります。自分に悪気がなくても、知らないうちに相手に不愉快な思いをさせるかもしれません。トラブルを回避するためにも、マナー違反になる行為をチェックしておきましょう。
ネガティブなコメントや投稿をする
黒い画像に愚痴を書き連ねるなど、人を不愉快にさせる投稿は避けましょう。投稿されたものを見て、気分を害する人もいます。どうしても投稿したい場合はサブアカウントを使って投稿先を限定するなど、公の場に触れない形を取るのが無難です。
その他、友達が投稿した内容にネガティブなコメントをするのもマナー違反。投稿・コメントともに、自分の発信で相手を不快にさせないように心がけてくださいね。
マウント行為をする
自分が相手より優れているとひけらかす、過度な自慢をするなど、いわゆる「マウントを取る行為」もマナー違反です。高級店やブランド品に関連する投稿の頻度が高ければ、マウントや自慢と捉えられる可能性があります。
投稿者はマウントのつもりがなくても、マウントされていると感じたり、コンプレックスを抱いて不快になったりする人もいるので注意が必要です。インスタグラムの投稿では、過剰なマウント行為は行わないようにしましょう。
コメント欄で連投する
出会いを目的として、他ユーザーの投稿のコメント欄に連投するのは避けましょう。しつこく絡むと相手は不快に感じます。たとえ気になる人がいても、コメント欄で会話を繰り広げるのはマナー違反。多くの人の目につくコメント欄への連投ではなく、投稿者から紹介してもらうか、DM(ダイレクトメッセージ)を使うなどの配慮が大切です。
ステマ投稿をする
相手にわからないように商品やサービスを紹介するステマ投稿はマナー違反です。景品表示法にて、広告の場合は告知をしなければならないと規制されています。気づかれないようにやったつもりでも、意外と多くの人が気づくものです。もし売りたいものがあるならば、個別DMを送るなどせずに、告知をした上で堂々と商品やサービスの販売をしましょう。
マナー違反ではないが、嫌われやすいインスタグラムの投稿
インスタグラムを楽しむには、嫌われない投稿はしないほうがベター。マナー違反ではなくとも、敬遠される投稿例を3つ紹介します。投稿した内容でたくさんの人とつながりたい方は、投稿例に当てはまらないか確認しましょう。
ハッシュタグが多すぎる
投稿で使用するハッシュタグは5個を目安に付けましょう。似たようなハッシュタグを並べると主張したい内容がわからず、目立ちたいだけだと思われる可能性も。なお、ハッシュタグを文章でつなぐやり方はあまり好まれません。わかりやすく、読みやすいシンプルなハッシュタグを意識するのがポイントです。
似たような写真を連投している
似た写真が連投されていると、見ている側からすると荒らされている気分になることも。一度の投稿で写真は10枚まで掲載できるので、似たような写真がある場合はまとめましょう。見ている人にも気をつかった投稿を心がけてみてください。
自撮り投稿が多すぎる
自撮り投稿が多いアカウントは、同じポーズやシチュエーションなどが多くなりがち。変化がなく面白みに欠けるため、フォロワーから飽きられやすい傾向にあります。風景や食べ物、気に入っているアイテムなど、バラエティに富んだ投稿がおすすめです。見ている側も楽しいと思える投稿を意識してみましょう。
インスタグラムの暗黙のマナーやルールを知って楽しく利用しよう
インスタグラムは世界中でたくさんの人が利用します。マナーやルールを守らなければ、相手に不快な思いをさせてしまうかもしれません。いつ誰が見るかわからないインスタグラムでは、人の気分を害するような写真や動画の投稿は嫌われる原因にもなります。画面の向こう側にいる相手を思いやったコミュニケーションを取っていきましょう。