【初級編】インスタグラムとは?他SNSとの違いや活用方法、メリット・デメリットも
インスタグラムは、世界中で10億人が利用している人気のSNS。写真や動画を投稿することで、共通の関心を持つユーザーとつながれるのが魅力です。インスタグラムの概要や利用目的、他SNSとの違いを始め、基本の楽しみ方やビジネスに運用するメリット・デメリットを、初心者向けにわかりやすく紹介します。
・この記事の情報は執筆時点のものです。
・表示画面・操作方法は、OSやバージョンで異なる場合があります。
そもそもインスタグラムとは?
インスタグラム(Instagram)とは、写真や動画を投稿したり、閲覧したりして楽しむSNS。現在、世界で約10億人、国内では約3300万人ものユーザーが利用していると言われています。まずはインスタグラムの語源や特徴、人気の理由について解説します。
インスタグラムの意味と語源
インスタグラムという言葉は、「Instant(瞬時)」と「 telegram(電報)」からできた造語です。撮影した写真や動画を電報のようにすぐに発信する、という意味があります。
もともとは「Burbn(バーブン)」という名の位置情報アプリでしたが、写真に焦点を当て、余分なものを取り除いた結果、インスタグラムが誕生しました。
インスタグラムの特徴
インスタグラムの最大の特徴は、画像や動画といったビジュアル的な投稿に特化している点。そのため写真・動画の編集や、加工機能が豊富です。シェア機能がないことから、友人や知人、同じものに関心があるユーザー間のコミュニケーションに向いています。
インスタグラムが人気の理由
インスタグラムが人気なのは、情報の発信や収集が簡単だから。画像や動画といったビジュアル的な投稿がメインなので、長いテキストや凝ったテキストを考える必要はありません。また「♡(いいね)」をタップするだけで、世界中のユーザーとつながれるのも人気の理由の一つです。
インスタグラムは何のためにやるの?
インスタグラムでは、写真・動画の投稿や閲覧をメインで行います。その他にも以下のような目的で、個人のみならず企業にも利用されています。
<個人の利用目的>
- トレンドの把握
- 著名人のプライベートを閲覧
- 価値観や世界観を発信
<企業の利用目的>
インスタグラムと他のSNSとの違い
インスタグラムと同じようによく利用されているSNSといえば、X(旧Twitter)とFacebook。それぞれの特徴を活かして利用するのがおすすめです。
SNS名 |
メインの投稿 |
ユーザーとの接点 |
インスタグラム |
画像・動画 |
共通の関心を持つ人 |
X |
リアルタイムな短文投稿 |
共通の関心を持つ人 |
Facebook |
テキスト投稿 |
実名制が基本で、実際の交友関係とリンク |
インスタグラムとX(旧Twitter)の違い
インスタグラムとXの違いは、画像・動画をメインにするか、テキストをメインにするかという点です。Xはリアルタイムでつぶやきたいことを、短文(半角:280文字、全角:140文字)で投稿できるのが醍醐味。画像・動画を添付するかはユーザーの任意です。
一方、インスタグラムでは画像や動画の投稿は不可欠で、Xよりもユーザーの興味や関心に沿う形で利用されます。
インスタグラムとFacebookの違い
インスタグラムが匿名でアカウント作成が可能なのに対して、Facebookは実名利用が基本です。そのため、Facebookでは友人や仕事関係者など、実際の交友関係とリンクした利用が多く見られ、ビジネスで活用するケースも少なくありません。Facebookでも画像・動画を投稿できますが、長めのテキスト投稿が多いのが特徴です。
インスタグラムのアカウント作成については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【基本】インスタグラムの活用方法
インスタグラムは、日常でシェアしたい画像や動画を無料で投稿・閲覧できるアプリです。基本の活用法や楽しみ方をチェックしておきましょう。
画像・動画を投稿する
インスタグラムで気軽に活用できるのが、写真・動画を投稿する「フィード」機能。撮影したものをその場ですぐに投稿でき、フィルター機能で色合いを変更するなどの加工も可能です。
動画を作成して投稿する
インスタグラムには、動画を作成して投稿する機能もあります。テキストや音楽、スタンプなどのエフェクトを活用して、より魅力的な動画を作成できます。
TikTokと似た機能として人気の「リール」では、15秒~30秒のショート動画の投稿が可能です。「ストーリーズ」は24時間のみ視聴可能で、限定的な機能が特徴です。
「リール」や「ストーリーズ」の使い方は、こちらの記事を参考に!
他のユーザーとコミュニケーションをとる
インスタグラムでは「♡(いいね!)」をタップしたり、吹き出しでコメントしたりして、多くの人とコミュニケーションをとれます。コメント次第では、憧れの著名人から返事をもらえるかも。DM(ダイレクトメッセージ)機能を使えば、相手とのつながりを深めることもできます。
インスタグラムは見るだけでも楽しめます。その方法はこちら!
【ビジネス向け】インスタグラムを活用するメリット
写真・動画の投稿ができるインスタグラムは、個人だけではなく、企業のマーケティングなどビジネスにも活用できます。ビジネスでインスタグラムを活用するメリットを3つ紹介します。
認知拡大やブランディングに活用できる
インスタグラムは価値観や世界観を共有できる特徴があるため、副業でのビジネス内容や認知の拡大、ブランディングに役立てられます。ハッシュタグを使い、トレンドやお気に入りのブランドを探すユーザーは少なくありません。ハッシュタグを上手に活用すれば、ユーザーの購買や消費行動につなげることも可能です。
高い表現力で視覚的にPRできる
「リール」や「ストーリーズ」などの機能を活用して、クリエイティブな表現で視覚的なPRができるのも、インスタグラムならではのメリット。テキストだけの投稿に比べてユーザーへの訴求力が強いため、マーケティングにも効果的です。
「リール」の動画はひとたび話題になれば、非常に多くのユーザーに再生される可能性があります。「ストーリーズ」では、質問回答などでユーザーとコミュニケーションがとれます。
ショッピング機能を活用できる
インスタグラムのショッピング機能を活用すれば、ECサイトと連携が可能です。商品名をタグ付けすることで、写真から商品購入ページに誘導できます。商品紹介から販売までワンストップで行えるため、消費者にとっては購入するまで手間がかからず、販売者にとっては広告費をかけずに売上の向上が期待できます。
【ビジネス向け】インスタグラムを活用するデメリット
インスタグラムのビジネスへの活用には、拡散力やサービスとの相性、成果と労力において注意点があります。ビジネスに活用する際のデメリットもチェックしておきましょう。
他のSNSよりも拡散力が低い
XやFacebookなどと異なり、インスタグラムにはリポストやシェアといった共有機能がないため、拡散力が低いことは否めません。ビジネスで活用するためには、別のアプリの利用や他のSNSとの連携、ホームページでの告知などを行い、拡散力を高める必要があります。
インスタグラムを拡散する方法は、こちらの記事でチェック!
視覚的に訴えるのが難しいサービスとは相性が悪い
インスタグラムは、画像・動画で伝えにくい商品やサービスとは、相性が良くない特徴があります。例えば、金融商品やWebメディアなど、実物が存在しない商品は魅力を伝えるのが困難です。
その他には、BtoB向けの商品への活用も難しいとされています。相性の良くない商品やサービスは、他のSNSを利用するか、併用した方が良いでしょう。
成果を上げるのに時間と労力を要する
インスタグラムをビジネスで活用する際は、運用を始めてから成果が出るまで時間と労力がかかりやすい点も留意しておきましょう。インスタグラムにはシェア機能がないため、フォロワー以外へのアピールや新規フォロワーの獲得が難しく、成果が出にくい傾向にあります。
また、ユーザーに興味を持ってもらえる写真・動画撮影など、コンテンツや投稿方法を研究する時間も要します。ブランディングやPRに活用するためには、インスタグラム上で断続的に発信して根気強く向き合うことが重要です。
インスタグラムに画像や動画を投稿してユーザーとつながろう
インスタグラムは画像・動画の投稿や、他のユーザーとのコミュニケーションが可能なSNSです。ビジュアルに特化しているため、個人のみならず企業や副業でのマーケティングに活用できるのも魅力的。ハッシュタグなどを上手に活用して、幅広いユーザーにアピールしていきましょう。